芝生と子どもたちの日

今年度のサニスケの小学校のPTA末端要員の活動のため、休みを確保して、小学校にて芝生の手入れ。初めての芝刈りは予想外に楽しくて、炎天下で汗を流しながら労働に励むのはある意味爽快だった。

作業を終えて帰宅したら、サニスケが入れ違いで学校のプールへ。今週は連日屋外プールで遊んでいるので、サニスケは海の家の少年かと思うほどにこんがりと焼けている(ラッシュガードは面倒くさがって着てくれない)。

サニスケが帰宅後、ムスメも一緒に三人でランチに出かける。その後眼科に行こうと思ったら休診だったので、ムスメは追加注文とともにお店に残して、サニスケと矯正歯科へ。サニスケの矯正歯科について相談するのは今回が2医院目で、前回の医院はぴんとこなかったけれど、今回の先生は親切かつ丁寧にわかりやすく説明してくれたので、本人ともども気に入り、おそらく開始することになりそう。

歯科終了後、ふたたびムスメと合流し、カフェに移動して勉強タイム。夏休みらしい一日だった。

サニスケと読み聞かせ

夏休みに入る少し前の時期から、サニスケが早く就寝態勢に入れた夜には読み聞かせを再開している。サニスケが保育園児の頃は毎晩の就寝儀式の一環で、小学2年生になった頃に中断してしまったのだけど、ふとしたきっかけで再開に至った。

絵本の読み聞かせは自分の子ども時代のとても幸せな記憶なので、独身時代から自分が親になったら子どもにしてあげたいと思っていた。ムスメが小さい頃にも読み聞かせをしてあげていたけど、ムスメはもっと早い時期に卒業したので、今回再開できたのは実は嬉しい。なおムスメにも一緒に聞く?と声をかけたけど、さすがに振られてしまった。

保育園時代からサニスケが大好きだったバムとケロシリーズやヨシタケシンスケさんの絵本などは親子でほぼ暗記しているほど繰り返し読んでおり、他にかこさとしさんのどろぼうがっこうシリーズや、一年間購読していたこどものとも各種など。最近のお気に入りは ”地球を旅する水のはなし”(福音館書店)で、物語もよいけど知的好奇心を刺激されるようなかがく絵本ももっと読んであげたいと思った。

余談。 ”地球を旅する水のはなし”は一学期最後のサニスケのクラスの読み聞かせ用に購入した一冊。担任の先生が”あたたかい絵ですね。ちょうどいま4年生が水の勉強をしているので紹介してあげたい…”と表紙の写メを撮っていたのだけど、もちろん来年に水の単元があるのは承知のうえで読んだのですよ〜とは内心のひとこと。決して勉強のために読み聞かせをするわけではないけれど、でもクラスのお友だちの記憶の片隅に残っていたら、勉強するときにほんの少しでもハードルは低くなるのではと祈るような気持ち。

地球を旅する水のはなし (福音館の科学シリーズ)

地球を旅する水のはなし (福音館の科学シリーズ)

 

"ピラミッド"

夏休みの旅行の途中で、休暇なので小説を読もう!と思い立ち、ヘニング・マンケル”ピラミッド”(創元推理文庫,2018)をKindleにて購入。ちょうど帰りの機内にて読了。

10数年前の留学時代には、日本からたまに送られてくる差し入れの活字が何よりの宝物だったことを思うと、海外のホテルのラウンジで自宅にいるのと同様に日本語の北欧警察小説を購入できてしまう便利さ。技術の進歩は距離と時間を凌駕する。

ヘニング・マンケルの刑事ヴァランダーシリーズは、留学から帰国後に読み始めて既刊は全巻読んでおり、前巻でシリーズ最終巻だと思っていたら、ヴァランダーの若い頃に遡った短編集の本作品が刊行されていたことに気がついた。

ヴァランダーシリーズはスウェーデンの生活習慣や社会問題などが綿密に描かれているので、読み応えがあって大好きなシリーズ。休暇に読めて満足。作者のヘニング・マンケルは2015年に亡くなられているので、もう本シリーズの新作を読むことはできないけど、翻訳者のあとがきによると未訳の作品はまだ多数あるようなので、邦訳を楽しみに待ちたい。

ピラミッド 刑事ヴァランダー・シリーズ (創元推理文庫)

ピラミッド 刑事ヴァランダー・シリーズ (創元推理文庫)

 

 

間一髪

昨夜のニュースで香港の抗議活動激化の様子や航空便欠航の報を聞き、ほんの一日旅程がずれていたら大変な事態に巻き込まれていたなぁと、文字通りのギリギリセーフ。

どのように収束していくのかわからないけれど、現地の方々の生活に支障がないことを願っている。

ポコンたんとボランティア(学童編)

今日から全員日常再開。数日ぶりの職場はなんだか新鮮で、休暇はやはりよいものだなと思ったり。

オットも仕事、サニスケは学童。そしてムスメは今日から3日間の学童でのボランティアが開始。”楽しみだけど、緊張する〜”と朝は言っていたものの、帰宅後には”めっちゃ疲れたけど、めっちゃ楽しかった〜”とのことで、子どもたちからお手紙や折り紙をもらったり、まるで教育実習生の先生のように大人気だったらしい(笑)

なにせ1〜6年生の約140名(在籍)をほんの数名の指導員の先生方が対応くださっているので、先生方からも手が増えるのは助かると歓迎された模様。ムスメは(そしてサニスケも)自分が他の誰かの役に立つことを好むので、ボランティアは向いていると思う。

帰宅後のムスメの話を聞いていて、学童の先生方の仕事の大変さをきちんと理解していることに内心で感心した。このボランティア活動の宿題はムスメの学校のキャリア教育の一環なのだけど、適切な時期に適切な経験をできるように考えられている。

サニスケと記念日

東京は酷暑。前日まで滞在していた香港は屋外の湿度はものすごいけど、屋内はどこも羽織るものが必須なほど空調が効いていて快適だったので、オットいわく”避暑してきたみたいやな”と。

朝は寝坊して、旅行から帰宅したときの定番で洗濯三昧。洗って洗って干して干して。一気に旅行の荷物を片付ける。

その後は買い出し。夕食はサニスケのリクエストにより手巻き寿司。久しぶりの日本のご飯はやはりとても美味しい。食後に一日遅れで、実家の両親にもきてもらってケーキでお祝い。 子どもたちがふたりとも健やかに成長してくれて、何よりの喜び。

親チームからのプレゼントは、本人の熱望によりLEGO BOOST。iPadの専用アプリでプログラミングできるLEGO。プライムセールにて格安になっていたので、プレゼントすることができてよかった。

 

 

 

夏の旅行に行ってきました:最終日

今日はサニスケの記念日。ホテルの朝食でカンパーイ。ケーキは明日になるけれど、一番豪華なお祝いになったのでは。本人がこの世界に登場した時間を記憶していて、驚く。”日本ではいま○時だから、もう9歳だよ!!”

滞在中は台風が来ていたこともあり、抗議活動は行われていなかったけれど、今日の午後には予定されているからと、ホテルから早めに移動をと助言があったこともあり、早めに空港へ。予想外にスムーズに到着し、買い物したり、飲茶?の軽食を食べていたら、あっという間に搭乗口に向かう時間。ターミナル間が専用列車でつながっていて、便利だった。

今回利用したLCC香港エクスプレスでは、飲食物の持ち込みは原則禁止で機内購入のみというのがルール。帰りは確実に食事が欲しくなる時間帯だったので、オットが事前に軽食の予約の手配をして、安定高度になった途端に運ばれてきた。なお帰路便では、日本語の機内アナウンスもあった。

3列×2の横6列の小さめの機体で、かつ台風接近エリアを抜けたので、途中は多少揺れたけど、定刻を少しすぎて成田空港に無事到着。オットが軽いギックリ腰になった以外は全員体調を崩すこともなく、無事に帰宅できて心底ホッとした。

夏の旅行に行ってきました:3日目

滞在3日目にしてようやく雨が上がったので、ホテルのプールへ。水温はまだ低く、ほぼ貸し切り状態。一番浅い箇所でも水深120cmで、身長140cmのサニスケでギリギリ。

家を出る当日(前泊の日)にサニスケの学校のプールがあったことでうっかりゴーグルをひとつしか持参しなかったので、二人で交代に泳いでいた。サニスケはバタフライを初披露してくれたり、ムスメが意外に平泳ぎが上手だったので感心したり。

温水のジャグジーもあり、もう少しゆっくり過ごしかったものの、小一時間で子どもたちが部屋に帰る、と。ナイトプールに来たいという案もあったものの、結局プールはこのときだけとなった。

休憩後に、少しだけ外出。雨もあがっていたので、結果的にはこのときが一番観光したような。マイケル・ホイの手形を見つけてMr.Booシリーズ好きのオットとサニスケは大喜び。ところが雲行きが怪しいなと思っていたら、ゲリラ豪雨に遭遇。夏の香港、折りたたみ傘が必須(風が強いと役に立たない)。そして台風や豪雨では屋外での観光は無理。

香港に来たのにグルメもショッピングもせずに、ひたすらホテルのラウンジタイムを満喫していた旅行だった。ショッピングといっても日本でも見かける店舗が大半で、グルメも含めて、東京にはなんでも揃っているのだなぁとあらためて感じたので、ホテルでんびりが我が家には一番合っているのかもしれない。そして自分にとってもそれが一番休暇になるのは事実。

この日の夜に、オットが唐突に旅行企画に関する労いのひとことをかけてきて、吃驚(失礼)。でもやはり嬉しかった。

夏の旅行に行ってきました:2日目

到着した昨日は台風。午後にはシグナル8と呼ばれる警報が出ていたけど、今朝になったらだいぶ収まっていた。

2日目の今日は雨のなか子どもたちが喜びそうな場所に出かける。前半はサニスケタイムで目当てのカートは貸切イベント開催中でできなかったけれど、オットと友人に付き合ってもらったNerfのシューティングゲームは、少なくともサニスケは楽しめた様子でよかった(大人チームはだいぶバテたらしい)。

後半はムスメタイムと思ったけれど、ネットで調べて向かった先が不発で、屋外の湿度90%の気候にムスメが不機嫌モードになり、わたしもマネージャー兼ツアコン役に疲れてきて、早々にホテルに退却。

今回地図を見ながらオンラインで探して予約したホテルが我が家としては大当たりで、結局一番楽しかったのは?と聞くと、”ラウンジ!!”と声を揃えて返ってくるほどラウンジで勉強したり、ゲームしたり、動画みたり、オセロをしたり、自由きままに過ごしたのが楽しかったらしい。

家族で一緒にいるのに、たいして会話もなくバラバラに過ごしているのは、外国の方から見たら奇異に思われたのでは?と思うのだけど、ムスメの”いいじゃん!それぞれに好きなことするのが一番だよ!”という言葉に、まいっかと思った(諦めた?)おかんだった。でもきっと単に好きなことをするだけでなくて、その場に家族が揃っていて、親チームもなんとなく気が緩んでいて穏やかだったことが一番嬉しかったのだろうな。

夏の旅行に行ってきました:初日

この数年間は実家の両親と兄家族と三世帯で合同企画を検討していたのだけど、いとこくん(兄)の部活が忙しく、さらにいとこくん(弟)とサニスケの習い事の予定などもあり、ついに全く予定があわなくなってしまった。昨年の時点で”今年で最後になるね”と母や義姉とは話していたので、予想どおりといえば予想どおり。この三世帯企画は子どもたちも繰り返し繰り返し話題にするほど楽しい思い出になっているようで、きっと大人になってからも”宝物の記憶”として残るのだろう。両親(と義姉)にあらためて感謝。

そんなわけで数年ぶりに夏休み企画を単体の家族で検討することになり、当初は”北海道新幹線に乗って北海道へ”企画の予定が、我が家のごく近くで発生したありえない出来事による沈鬱な空気を吹き飛ばしたくて検討しているうちに、いつの間にか香港へ行くことになった。それにしても国内旅行、高すぎる。

今回コストパフォーマンスを最重視したので、航空券は香港エクスプレスというLCC。行きは羽田発、帰りは成田着の変則で目一杯現地の滞在時間を確保した。なお我が家では日程調整・企画・予約等の手配はわたしの担当だけど、今回オンラインチェックインなどはオットが引き受けてくれたので助かった。

LCCは初めてだったけれど、余計なサービスがなくて十分だと思った。ただ座席間隔が狭いので欧州便等では厳しいかな。行きの機内案内がもの凄い速度の英語と中国語(広東語?)だけだったので、緊急事態の場合にはつらかっただろうな。

すでに帰国しているので書けるけど、実は出発の数週間前からなんだか嫌な予感がして、現地の情勢が直前に悪化してきたこともあり、費用が無駄になってもキャンセルしようかと内心で迷っていたほどだった。LCCのことも含めて、単身や大人だけの場合ならともかく、子どもと一緒の場合はもう少し慎重に判断しなくては、と帰国翌日のニュースをみて反省したのだった。

初日は空港まで現地在住の友人が迎えにきてくれたので、大変に心強かった。滞在中もすっかりお世話になり、多謝。