国家資格の専門研修に思うこと

今日は、国家資格の更新のための研修に参加した。研修の内容自体についても思うことは色々あるけれど、今日は別の話。

今日の午後は、とある病院の医師が講師を担当された。講義開始前に主催の職員が封筒を配布していたので、追加資料だと思っていたら、封筒にはとある民間企業の名前が印字してある。この時点で、頭のなかには"?"が浮かぶ。

で、講義途中の休憩をはさんで、驚いたことにその講師の先生は、とある商品の紹介を始めた。何でもご自分の病院に導入していて、非常に効果が高いのだそうだ。その商品のパンフレットが先ほど配布された封筒に入っていたというわけ。

さらにあろうことか、その先生は、件の会社の営業担当を壇上に呼びよせ、何と商品説明を始めたのだった。自分は内心、"ありえなーい!!"と腹が立って仕方なかったのだけど、周囲の受講生たちの多くは感心したような相槌を打ったりメモをとったり。挙句の果てに、その営業が売り込みを終えたときには、拍手が起きる始末。壇上で話したからといって、反射的に拍手するなよー。哀しくなってきたよ。

しかも講義中にサンプルが回ってきたし。ホントに信じられない。


仮にも国家資格で、仮にも法律に規定された更新研修だよ?
なんで講義時間中に、一企業の営業が行われるわけ?


自分たちがどれほど軽んじられているか、本当に悔しくなってきた。