働く母親とlifehack:お金で時間を買うということ

20090622のエントリにsharouさんからいただいたコメントにも"お金で解決がつくことと、つかないことを整理する"というhackがあり、また同じ歳の子どものいる働くママ友とのやりとりでも"収入が増えればお金で解決しているとか"という話題があったので、このテーマについて少し考えてみる。

考えてみるも何も、おそらく働く母親をはじめ、時間に追われる方ならどなたでも多かれ少なかれ形に違いはあれども実践していることではないかなと思う。私自身はもちろんのことで、自分のことを振り返ってみると、お金で時間や健康(体力)が確保できるならそちらを選択する、という感じ。もちろん金額にもよるけれど。

具体的には、まずタクシー。最近はポコンたんも3歳になった上に彼女がバス好きなので、またバス利用に戻っているけれど、少し前までは体力温存と時間節約の両方のためにタクシーを利用することは多かった。出張の帰りに保育園に迎えに行くときに、駅でタクシーに乗って、保育園の駐車場で待っていてもらって、そのまま帰宅という技を利用することもある。この技は、保育園ママの間では多分かなり一般的で、雨の日には保育園の駐車場に複数のタクシーが待っている光景がある。

次に、朝の送りを週1回ファミリーサポートさんに頼んでいること。私は産休明けで復帰したので、ポコンたんは3ヶ月半から保育園に通っているけれど、最初の頃に毎朝送りをしていたら、かなり体調が悪くなってきたことと、保育園に寄ってから出勤することでポコンたんの在園時間が30分長くなってしまうので、お願いするようになった。ゼロ歳の途中〜2歳まではほとんど毎朝お願いしていたけれど、色々事情があり本人の抵抗が強くなってきたので、今年の3月からは基本的に私が送ることにしている。ただ、どうしても送ることができない事態に備えて、週1回の依頼は継続しているという状況。いわば保険的な利用といえるかな。

多分私が実践している最大の"お金で解決"は、株式会社マザーネットという民間企業のシッターさんを週1回依頼して、夕食の支度と迎え、ポコンたんに夕食を食べさせてもらうことまでお願いしていること。これはお願いしなくても何とかなるといえばなるので、ある意味では贅沢だと自覚している。だけど"いざというとき"に備えての保険としては最強だし、親チームの食事まで用意してもらえるので、大変ありがたい。母親なら誰だって帰宅して夕食が食卓に揃っていることがどれだけありがたいことか痛感しているはず。

シッターさんを依頼するようになった経緯としては、ポコンたんの保育園では1歳未満児は延長保育を認めてくれないのだけど、私の仕事の都合でどうしても迎えに間に合わないことがあったことがそもそもの理由。そのときにいくつものシッター会社を調べたり、資料請求したけれど、多くのシッター会社は保育園送迎などの子どもの世話だけで、料理などの家事は引き受けてくれない(事故防止のため)。ただマザーネットは、社長の上田さんがご自分も働く母親として苦労されてきて起業された会社なので、家事や病気のときの依頼などにも対応してくれる。そこで17時からお願いして先に夕食を用意していただき、18時にポコンたんを迎えて、夕食を食べさせて、19時に親チームのどちらかが帰宅、という流れで定着している。

ファミサポさんもシッターさんも運よく同じ方に継続して引き受けていただいているので、ポコンたんとの信頼関係もバッチリ。特にシッターさんとは大の仲良しの様子なので、ありがたいことだと思っている。ちなみに3年近くほぼ毎週保育園に迎えているので、シッターさんは他の子どもたちからも名前を覚えられているらしい。

先週と今週は、やんごとなき事情により相方氏が不在の二週間を過ごしている。こういうときに保険は力を発揮して、ファミリーサポートさんとシッターさんの回数を増やすことでシフトを組んで、何とか乗り切っている真っ最中。

他に、家電の活用や生協(パルシステム)もある意味では"お金で解決"していることだけど、これはまた別の機会に…。

みなさんが他に"お金で解決"されていることがありましたら、ぜひお知らせください。