個人商店の閉店とお年寄りの生活

先週末に職場の最も近くにあるほぼ社員食堂状態になることもあったお蕎麦屋さんが突然閉店してしまった。なんでも赤字続きで維持できなくなったらしい。続いて、自宅の最も近所にある八百屋さんがこれまた突然閉店してしまった。八百屋さんは、自分がポコンたんくらいの年齢の頃から記憶にあるお店なので、とても寂しい。八百屋さんのあった商店街には、私が小さかった頃には、お肉屋さんも書店も酒屋さんもあったけれど、次々と店じまいしてしまい、ついに残ったのは酒屋さんが転じたコンビニだけとなってしまった。

特に八百屋さんは、少なからず近隣の高齢者の生活基盤だったのだけど、突然閉店してしまって、その方たちの生活は今後どうなるのかと気になる。お年寄りにとっては、やはり近所の個人商店で対面で買うのが一番慣れていることは言うまでもないわけで。さらに配達に頼っていた方は、どうされるのだろう。個人商店があれば、ゆっくり歩いてでもお店に行って自分たちで買い物をできる方でも、徒歩20分先のスーパーには足を運べない場合だって多いのではないか。

そんな話をしていたら、実家母からは地方ではスーパーすらも撤退してしまい、郊外の大規模スーパーだけになってしまっている地域もあることを教えてもらう。そういう地域では、お年寄りは缶詰中心の食生活を送っているとのこと。

本当にこれでも先進国って言えるのかと甚だ疑問に思う。