篠田節子"ゴサインタン−神の座−"

出張先からの帰路で少し時間があったため足を伸ばして、図書館へ。気分転換に日本の小説を読みたくなり、借りてきたのが篠田節子"ゴサインタン−神の座−"(文春文庫,2002)で、移動時間と夜の自由時間を投入して650頁を一気に読了。

この本は数ヶ月前の新聞の書評欄でみかけて気になっていたのだけれど、読み応えのある内容だった。人間が"生きる"ということ、また人間の"弱さ"について、そして"宗教とは何か"ということについて、考えさせられた。なお前半の舞台は明らかに八王子市周辺のため、舞台が容易にイメージできたのだった。

しばらく篠田氏の小説を読んでみようかな、と思っている。

ゴサインタン―神の座 (文春文庫)

ゴサインタン―神の座 (文春文庫)