"マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと"

今日は早めにポコンたんを迎えて、ようやく季節性インフルエンザの予防接種を受けさせることができた。先月からかかりつけの小児科をはじめ、近隣の小児科のいくつかに問い合わせをかけて予約終了やら在庫なしやらで、やっと見つけた在庫ありの小児科だった。相方氏も合流して、一緒に接種してもらう。自分は来週に職場で接種予定。なぜかゼロ歳の頃から注射で泣いたことのないポコンたん。きょうもケロリと終えて、看護師さんに驚かれる。

予防接種の帰り道に、ポコンたんのレンタルDVD屋さんでびぅ。親チームの目的は"BONES"で、ポコンたんの目的は最近CMで始終目にしているディズニーのわんこのDVDだったのだけど、タイトルが不明で見つけられず。棚で見かけて、彼女が選んだのが"マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと"だった。以下、ネタばれあり。

全く前情報なしで見始めたのだけど、意外や意外、面白かった。報道記者志望のジョンが、人気コラムニストのジェニーと結婚して、バーゲンで売られている子犬を飼うことになるのだけれど、その子犬が"世界一おバカな犬"。そのうちに、子どもが生まれ、二人は親になり、仕事では山あり谷ありを経験し…というありふれた家族の物語ではあるのだけれど、それゆえに面白かった。

仕事をはつらつとこなしていたジェニーが、出産後育児と仕事の両立に四苦八苦したり、育児のストレスで疲れ果ててヒステリーを起こしたり、というあたりが、身に迫るリアリティ。年齢に応じて、ジョンの額があがっていったりというあたりに演出の細かさを感じる(笑)

2009年11月12日のエントリに書いた篠田節子"百年の恋"に感じた面白さと同じ。ジェニーの台詞で"知らなかったのよ。結婚も親になることもこんなに大変だなんて"という内容のひとことがあるのだけれど、それは私をはじめ、多くの母親(父親も?)が痛感していることだろうな。

ちなみに1時間半以上のちゃんとした映画で、ほぼずっと画面にわんこが登場し、その他にも赤ちゃんや動物病院などポコンたんの好きな要素があるにせよ、こんな普通の映画を3歳児が熱中して見ていたのが非常に不思議。しかも上述のジェニーの台詞を聞いて、私の膝の上で画面に熱中していたポコンたんがぱっと私に振り返ったのだった。印象的。どこまで理解しているのかな??

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