働く親の姿

先週末からの一連の流れで、帰宅は23時近く。今日はあらかじめシッターさんを手配し、相方氏と実家の協力を得てなんとか乗り切ることができた。帰宅したときには、ちょうど実家母がポコンたんを寝かしつけてくれた直後だった。

仕事自体は、もちろん全く嫌いではない。特に今回の案件は現在の主業務であり、今回が多分最後の大きな山。この案件全体のもつ意味と価値は十分に把握しているので、残業だって休日出勤だってどうということはない。ただ、そのことで相方氏や特にポコンたんに負担をかけたり、彼女の生活のリズムを崩してしまうことは、本当に本当につらい。とはいえ一方で、辞令を受けて、業務に対して給与をもらっている以上は求められている役割は果たさなくてはならない。いつもいつもいつだって、その板挟み。

でも、それでも。私の母も同じように仕事に追われながら兄や私を育ててくれて、その姿を見て私たちは育った。小さいころに寂しいと思ったことがないとは言わないけれど、でもそう感じたことの方が稀であり、物心ついたときからずっと働く母を誇りに思いこそすれ、仕事をやめてほしいなんて思ったことは一度もなかった。だからきっとポコンたんも同じように感じて育ってくれるのだろうと、むしろ手抜きせずに仕事や自分の人生を向かう姿を見せることが親の役目なのだろうと信じている。