"新・片づけ術「断捨離」"

やましたひでこ"新・片づけ術「断捨離」"(マガジンハウス,2009)を読了。実は去年の発売当初から気になっていて、店頭で手にとっては棚に返し、を繰り返してきた本。いわゆる整理本やその手の特集の雑誌は何冊か読んできて、こういうことは実践あるのみということは十二分に分かっているので買わずに来たのだけど、ついに買ってしまった一冊。

本書はいわゆる整理本というより、「断捨離」のメカニズムというか考え方がまとめられている。一言で言うと、"家のガラクタを片づけることで、心のガラクタをも整理して、人生をご機嫌へと入れ替える方法"(5頁)とのこと。要は、今使わないモノ=ガラクタは捨てなさい、ということだ。

我が家も比較的モノが多く、あまり片付いていない。それでもこの数年の何回かの引っ越しでかなりの量の不要物を処分したし、明確にいらないモノはできるだけその場でゴミ箱に入れることを心がけているので、以前に比べるとだいぶマシになった。特に自分の衣類は先日再度整理したので、いまあるのは着る服だけに近い状態になっている。本書では捨てられないヒトを"現実逃避型"と"過去執着型"と"未来不安型"の三類型に分類しているけれど、自分はおそらく"過去執着型"でそのモノにまつわるエピソードや思い出を考え出すと捨てられなくなってしまう。それでもだいぶ"えいやっ"と捨てられるようになったので、あと一歩という感じ。ちなみに最近は買い物をするときに、"本当にこれはいるのかな?""他のモノで替えられるのでは?"と厳選してから購入するので、"断=入ってくるいらないモノを断つ"については、比較的実践できているかな。

いまは家にいる時間が長いため、モノを捨てたい欲求が無性に高まっているので、本書に背中を押してもらって片づけを進めたい。

新・片づけ術「断捨離」

新・片づけ術「断捨離」