働くということ

最近、考えると頭が痛くなることが三つある。ひとつはサニスケの予防接種。ふたつめは保育園の入所の可否。三つめが最大の懸案で、復職後の生活について。

ひとつめとふたつめについては、予防接種はスケジュール調整がパズルのようではあるけれど、スケジュールに沿って粛々と進めていくだけ。保育園の入所は、認可園の申請も済んでおり、万が一ダメだった場合の認証園と保育ママの申し込みも行ったので、人事を尽くして天命を待っている状況。

保育先が見つからないため年度内の復職見込みはほとんど消えてしまったけれど、4月からはどんな形であれ職場復帰しなくてはならない。そこで最近復職した場合の生活をシミュレーションしているのだけど、どう考えてもキツイのである。さすがに仕事大好きな自分でも、"このまま育児休業していたい…"とちらりと頭をよぎるほど戦々恐々としている。

ただ一方で、育児休業で給与所得がない状態になり、それがなんとも心細いことをしみじみと文字通り痛感している。育児休業給付金は入金されるけど、それだって雇用保険のおかげだ。仕事をしていると大変なこともあるけれど、働くことができて、毎月給与をもらえることの有難さ。働きたいけど職がないとどれだけ不安だろうか。労働を提供し、対価として報酬を受け取る、というのが働くことの本質であることをあらためて実感している。

とはいうものの、営利企業に勤める相方氏とよく話すことだけど、報酬=お金だけが働くことの目的だと、それはそれでむなしくなる瞬間があると思う。自分の業務に報酬以外の価値を見出せる仕事を選んでよかったな、と思っている。だからやはり社会福祉事業を民間営利企業が行うのは、企業という組織と社会福祉の業務の本質とが相反するのではないかと思うのだけど、これはまた別の話。

そんなわけで、育児休業を経て、働くことの貴重さを肌で感じながら、4月からは復職したい。幼児と乳児を抱えての仕事と家庭の両立は想像以上にあわただしくなるだろうし、時間的な余裕はないだろう。それでも子どもの成長につれて状況はすぐに変わっていくことは体験済みだし、本当に厳しいのはこの一年間だけだ。だから次年度の一年間は、"自分の時間"はあきらめる覚悟をもって過ごす。そこをあきらめられないと、つらくなるのは自分だから。

だけど、せめて毎日このニキを更新する時間だけは確保できたらいいなぁと願っている。え、結局あきらめきれていないって(笑)??