訃報

今朝、相方氏のお祖母さまが亡くなったとの連絡が入った。ご自宅で、義母が目を覚ましたときには亡くなっていたというから、天寿を全うしたといえると思う。でも残された家族にとっては、やはりつらいし寂しくてやりきれない。

結婚の挨拶に伺ったときに、涙をながして私に手を合わせて喜んでくれたお祖母ちゃん。会話はほんのわずかしかかわしたことはなかったけれど、でもあたたかく気持ちは通じていたように感じてる。

本当はきちんとお別れをしたくて、相方氏と一緒に帰省しようと思ったのだけど、今年は特に豪雪の義実家にサニスケを連れて二泊三日の帰省をするのは強行軍過ぎて、やはり無理がある。現実的な対応として、相方氏単身でいってもらうことにした。現実的で正解とは思うけど、私はずっとこの判断を引きずるだろうなぁと思っていた。

ところが、予想外の展開で、ポコンたんが相方氏と一緒に帰省することになった。最初にぱぱいと二人で温江(義実家)に行かない?と話したときには、行かない!と宣言していたのに、自分でも迷ったようで、そのうち行こうかな、になり、最後は一緒に行く!となった。ままいがいないと眠れないの、とは最後まで言っていたけど、眠くなるまで起きていてもよいよ、と話したら、なら大丈夫!とのこと。本人が言うのだから、大丈夫だろう。

ポコンたんがいってくれることになり、なんとなく自分の代わりに行ってもらえるように思えて、少し気持ちが楽になった。それに相方氏単身では、帰りの新幹線で相方氏が底なしの泥沼に落ちていくのが目に見えてるので、相方氏の精神衛生上もポコンたんが同行してくれるのは、大変心強い。いつのまにか、ポコンたんはこんな風に親を支えてくれるようになったのだ。

自分の祖母が亡くなったときに強く感じたことだけど、世代というのはこうやって移り変わっていくのだなぁと痛感する。だからせめて今の瞬間を大切にして精一杯生きなくては。

ところで今日は我が家の記念日だったのだけど、とてもお祝いする気分では毛頭ないので、何もなし。というかムシが知らせたのか、最初から何もする気が起きなかった。ただむしろ訃報に接して、他人同士が家族になった縁を大切にしたい日だから、週末にでもあらためてちゃんとお祝いをしようと思った。