"プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実"

今日読了した1冊目は、朝日新聞特別報道部"プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実" 学研パブリッシング(2012)。朝日新聞で今も連載されている記事の第六章までをまとめた書籍。朝日新聞のドキュメント記事は情緒的なものが多いように思うけど、これは主観が廃されて基本的に事実だけが書かれているので、非常に読み応えがある。第六章を読んで、政治と官僚組織と東電のあまりな対応に絶望的な気持ちになった。読みながら、声に出してひどい、なんだよこれは、とブツブツつぶやいてしまったほど。津波による全電源喪失がここまで大きな事故につながったのは完全な人災なのだとあらためて認識した。今も連載中の記事なので、続編の書籍化を待ちたい。

プロメテウスの罠: 福島原発事故放射能汚染の真実

プロメテウスの罠: 福島原発事故放射能汚染の真実