映画の話

都度の感想を書き損ねてしまったのだけど、実は1〜2月は結構映画館で映画を見る機会が多かった。忘れそうなので、まとめて記録しておく。

"この世界の片隅で”
1月の定期通院の帰りに鑑賞。印象に残る作品であることは確かで、おそらく観たことはずっと忘れないとは思うけど、でも世間で大絶賛されるほどかなぁと思ったり。帰宅して読み返した原作は淡々と描かれるなかにもザラリとした何かがあるけれど、映画はひどくつるりとしていた。むしろこの映画が大絶賛されてしまう風潮にこわさを感じる。

"ザ・コンサルタント”
職場の福利厚生で昨年4月に格安で購入したとある映画館の無料鑑賞券がまだ3枚残っており、しかも期限が2月末までと気がつき、慌てて隙間時間に観に行った作品。エンターテイメントでありつつ、メッセージ性もあり、予想外によい作品だった。邦題は”コンサルタント”だけど、主人公は”会計士”であり、途中で出てくる財務関係のエピソードがとても興味深かった。

ちょうど同時期に自覚した生活上のとある難問について微妙に触れている作品だったので、変なところで刺さってしまい呆然と映画館を後にしたのであった(苦笑)

"一週間フレンズ”
とある土曜日の夜、ムスメの習い事が終わったあとに二人で夕食を食べてから観に行った。このパターンは初めてだったけど、なかなか楽しかったので、定着したい。ムスメの希望で選択した作品だけど、ロケ地が京王線沿線という非常に馴染みが深い場所ばかりで、予想以上に楽しんでしまった。ムスメは3回泣いたらしいけど、わたしも実はうるっときた場面があったり(笑)

何より嬉しかったのは、無料鑑賞券を無駄にせずに使い切れたこと!!ばんざーい!!

"虐殺器官”
2月の終わりの土曜出勤のあとで、友人たちと観に行った。こういう映画を映画館に観に行かないと良質のアニメ作品は生まれづらくなるのではという応援の気持ちを込めて、どうしても映画館で観たいと思った。ラストが原作の一歩前で終わっていたような気がするけど、画は綺麗で見応えがある作品。これも観たことはずっと忘れないだろうと思うし、機会があればもう一度観たいと思っている。

2ヶ月で4作品は現在のわたしにとってはかなりのハイペース。この後、4月にかけて、ムスメと”ラ・ラ・ランド””美女と野獣”、サニスケと春の戦隊映画を観に行く約束をしているので、実現してあげなくては。