PTA役員を終えて

正式には来月の総会で退任だけど、実質的には本日にて役員業務終了。右も左もわからないのに半ば勢いで手を挙げてしまった副会長職だったけど、担当業務は比較的在宅でできる内容が多かったのと、執行部メンバーをはじめ、職場や家族を含めて周囲の理解のおかげで、なんとか一年間を務めることができた。

正直なところ、数年前までは”PTA役員なんて絶対ヤダ。そんな面倒なこと関わりたくない”と思っていたけど、批判するなら実態を知らないで批判するのは避けたかったので、思い切って飛び込んでみた(それでいきなり執行部は飛び込みすぎだろうと後から自分でも思ったけど)。そこには、普段全く目にすることのなかった世界が広がっており、それはそれでとても貴重な体験をした一年間だった。PTA執行部の大きな役割のひとつが地域と学校をつなぐことということも初めて知ったことだった。

なにより学校がう〜んと近くなった。保育園やクラスつながりだけではない他学年の保護者とも大勢知り合えて、先生方とも話す機会が多く、学校でおこっている様々な出来事の一端を垣間見ることができた。ムスメが5年生のときの一大トラブルが発生するまでは、学校のことは学校に任せておく方がよい(下手に口や手を出さない方が先生方のため)というスタンスだったけれど、先生方がどの部分に保護者の協力を求めているかが少しわかったような気がするので、その部分についてはいままでより積極的に関わっていきたいと思っている。こんな風に思えるようになったのは、子どもたちが成長して、少しずつ手が離れているからだろうな。

PTAという組織に課題がないわけではないけれど、簡単に無くしてよいような存在でもない。子どもの人数が少なくなり、それぞれの事情がある家庭が増えているなかで、業務やあり方の見直しは必要。課題は改善しつつ何をPTAの最小限の必要機能として求めるのか。ボランティア的な組織は何事万事そうだけど、みんながやれることをやれる範囲で協力しあえるとよいのになと願っている。

おまけ。PTA活動で地域つながりができたためか、新年度は地域のとある組織の担当をやることが確定。これも以前だったら可能な限り避けていたけど、また新たな世界を知ることができるのかな。