ポコンたんと保護者会

今日はムスメの中学校デー。午前中は授業参観、昼食を挟んで保護者懇親会、学年保護者会、クラス保護者会、部活保護者会と長い一日。

授業中の学校に入るのは初めての機会。チャイムが鳴らない学校であることは承知していたけれど、実際にその場にいると、チャイムが鳴らないだけで、”強制感”が薄らぎ、”自律感”が高まることに気が付いた。休憩時間はおしゃべりでいっぱいで校内はとても賑やかなのに、授業開始時間になるとぴたっと話し声が止み、全校がしーんと集中する(もちろん個別クラス内では多少のおしゃべりはある模様)。なかなか見事な切替だった。なお見学する保護者も小学校のように廊下でおしゃべりすることもなく、静かに参観していた。

保護者懇親会は、保護者会役員の方が主催で学年全体で行われたものの、テーブルはクラスの生徒番号ごとに指定されていたので助かった。ムスメのクラスは帰国子女のお子さんが集められたクラス(というより英語強化クラスで、おそらくムスメは英語受験で入学したためにこのクラスに入っているのだろう)なので、いろいろな国のお話を伺うことができて興味深かった。後半は部活ごとのグループに席を移動。

学年保護者会では先日のオリエンテーションキャンプの動画や写真の紹介があり、女子校ならではのキャピキャピ感に溢れて実にのびのびと楽しそうだった。箸が転げてもおかしいお年頃。またもやSNSやスマートフォンに関する注意喚起があり、よほど対応に苦慮しているのだなぁとしみじみと(もっとも懇親会でお話しした感じだと、割と自由に子どもにスマートフォンを使用させているご家庭が多い様子で、学校の危惧はそのあたりにあるのだろうなと思ったり)。続くクラス保護者会では自己紹介でほぼ終了した。なお平日開催にもかかわらず、両親参加や父親参加が散見されたのはさすが私立、ということなのかな。

最後は部活保護者会。ムスメはダンス部に入部したのだけど、例年は20名程度の入部に対して今年は40名の入部になり、先輩方も顧問の先生方も若干戸惑われている様子。配布された”ダンス部心得”によると、先輩から指導を受けたら”ありがとうございました”を言う、コーチや先輩の話を聞くときは片足立ちしない等、かなり細かくルール(マナー?)が説明されている。自主自立を重んじるこの学校で少々意外ではあったけれど、むしろよい機会になるのでは、と思う。部活LINEグループがあるとムスメから聞いており、正式な連絡に用いられているなら困ったなあと思っていたけど、そういうわけではなかったのでホッとした(我が家はあいほんは持たせているけど、お友だちとの連絡は通話だけに限定しているので)。

とにかく楽しく元気で毎日を満喫している様子に、学校にくるたびに良い学校だなぁと思える幸せを噛みしめるのだった。