2019年の総括

毎年大晦日に紅白歌合戦をBGVにして書きはじめる総括エントリーだけど、2019年は年賀状をどうしても書き上げておかなくてはいけないというリミットがあったので、これを書いているのは新年明けて2日の夜。

今年の大晦日は出勤。通常の時間に起床し、家族の昼食を用意して、いつもの時間に職場へ。ただ電話も来客も全くなく、静かに仕事に集中できたのでよい仕事納めになった。

2019年の総括としての10大ニュース。

第1位:家族で香港旅行をしたこと

この数年夏休みは実家の両親と兄一家と三世帯で旅行にでかけてきたけれど、双方の長男長女が中学生になったことで予定が全く合わなくなり、昨年で最後だねと話していたとおりの結果となった。ゴールデンウィーク直前のあるかなしい事件をきっかけに我が家を覆った沈鬱な空気を取り去りたくて、唐突に香港旅行を決定。

旅行中は台風が襲来しており、観光は最低限しかしなかったけれど、ホテルが快適だったため、むしろ子どもたちは思い思いに過ごすクラブラウンジタイムを気に入った様子。いまだにあのホテルのラウンジはよかったなぁとつぶやいているほど。

滞在中はデモも台風のため行われていなかったけれど、ちょうど帰国の翌日に空港のストライキが行われ、一気に状況が激しさを増した。帰国予定が一日遅かったら…と考えるとゾッとする。この旅行のおかげで、香港のニュースは我が家にとってとても身近な話題となった。どのように展開していくのかわからないけど、早く平穏になることを願っている。

第2位:ムスメが中学2年生になったこと

ムスメは中学2年生になり、新たなクラスで新たなお友だちと出会った。新学年が始まった直後の数日は”同じクラスからの友だちがいない…”とくら〜い顔をして登校していたけれど、いつの間にか1年生のときより気の合う友だちが大勢できた様子でホッとした。 ”中学2年生は一番難しい時期”というのは学校の先生方や保護者友だちが口を揃えていうことだけど、まさしく思春期真っ只中の大人と子どもの端境期で、実に難しい。

ただ何冊かの書籍を読んで、思春期とは自立への真っ当なプロセスと理解したので、ムスメの態度に腹をたてることもあるし、目にあまれば注意もするけれど、”そういう時期なのだ”となるべく冷静に受け止めるように心がけている。思春期は、親の側の忍耐力とスルー力が試されるとしみじみ。

勉強もひとりで試行錯誤しながら取り組んでおり、3月に英検準2級に合格したのは立派だった。

第3位:サニスケが小学3年生になったこと

サニスケは小学3年生になり、こちらもクラス替えがあった。小学校も中学年が転機になるけれど、転任してきた担任の先生が素晴らしく、落ち着いたクラスでサニスケの良さが発揮できて大変にありがたい。

サニスケの最大の変化は放課後の過ごし方と学外の活動。まず2月に算数単科で通っていた塾からサ○ックスへ転塾。3月からロボット教室に通い始め、春休みに単身スキーキャンプへ参加。6月からは姉と同じ英語スクールに通い始めた。さらに7月に、保育園の年長のときから続けてきたスイミングをバタフライの級を合格したことで卒業。10月からロボット教室のクラスを、ロボット製作のみからロボット製作+プログラミングのクラスへ変更。秋頃からは学童保育所がつまらないと、年末には週1〜2時間のみ通っているような状況になった。そして冬休み開始日から再びのスキーキャンプに参加してきた。

第4位:春休みに家族で温泉旅行に出かけたこと

子どもたちの終業式の翌日から家族でDHC赤沢温泉に一泊旅行した。子どもたちと旅行をできる機会もあと数年と思うと、もっと頻繁に旅行に行きたいのだけど、タイミングと予算の調整がなかなか難しい。温泉に浸かりながら海を眺められたのは最高だった。

第5位:トーベン・クールマン絵本原画展に行ったこと

数年前のクリスマスに両親がサニスケに”リンドバーグ”をプレゼントしてくれたのが、トーベン・クールマンの絵本との出会い。その緻密な画にサニスケ以上にわたしが魅せられ、原画展が開催されると知り、ぜひ見たいと思った。 自動車でないと行かれない八ヶ岳の山中にある小さな絵本美術館での開催なので、家族旅行を企画して、実現できたのだった。子どもたち最優先ではなく、自分の行きたい展覧会に行くことができたのが嬉しかった。子どもたちと三人での旅行を実現できなかったけれど、春と夏に秋に家族揃って旅行にでかけられたのがよかった。

第6位:SwichそしてPlay Station4がやってきたこと

子どもたちの熱望に負けて、カンパしたうえでSwitchを購入したのが春のこと。ムスメはスプラトゥーン、サニスケはマインクラフトやレースゲームを中心に遊んでいる。 そして年末。Play Station4の値引きキャンペーンを知ったサニスケが”これなら貯めた自分のお金で買える!!”と交渉してきた。モルモルを巻き込んでの紆余曲折の結果、ルールを決めて誓約書を書かせた上でOKをした。

ムスメのスマホや、ゲームに夢中になっている子どもたちの姿を見ると、この判断でよかったのだろうかと迷うこともあるけれど、易きに流れず、楽しみとやるべきことを両立する自制心を育てられるなら、判断は誤りではないと思っている。何が功を奏すかは、わからないのだ。

第7位:大きなお別れがあったこと

9月の初めに大きな大きなお別れがあった。公私の両面において現在のわたしに大きな影響を与えている存在で、いつかこの日がくることは数年前から覚悟はしていたけれど、でもいざそのときを迎えると、予想以上の喪失感がある。

ムスメがたまに”なぜひとは死ぬのに生きなくてはいけないのか”というようなことを話すのだけど、そのひと自身はいなくなっても、そのひとの存在が与えた影響は周囲のひとたちのなかに残り続け連鎖していく。ひとのいのちは確かに有限だけど、だけど死は決して無と同義ではない、と最近つくづくと思う。

第8位:住環境の整備を進めたこと

自宅を快適にしよう!と思い立って、早2年が経過したけど、いまだにゴールが見えない一大プロジェクト。今年はリビングの片付けを行えたので、快適さがかなり増した。

年末のAmazonサイバーマンデーにてEcho Show5を半額で購入。画面があることで常時時計と天気が表示されるのが地味に便利で、さらにキッチンにいながらニュースを見たり、好きな音楽を流せるのが素晴らしい。今後はGoogleカレンダーやTodoリストとの連携の設定をしていく予定。

第9位:映画を9本観たこと

2月のフリータイムに映画館で”小さな独裁者”、今年の最高作品だった。3月に映画館で”ファーストマン”、4月は映画館で”グリーンブック”、Amazonビデオで”ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書”、6月はサニスケと映画館で”名探偵コナン 紺青の拳”、7月はAmazonビデオで”ミッション・インポッシブル・フォールアウト”、8月は地上波放映でサニスケと”天空の城ラピュタ”、9月はAmazonビデオでサニスケと”レディ・プレイヤー1”を観た。10月と11月は映画を見る機会はなかったけれど、Amazonビデオでサニスケと”Dr.STONE”と”彼方のアストラ”を見ることができた。12月はサニスケがインフルエンザで、ムスメが体調不良で休んだ日に、珍しく三人でAmazonビデオで”ライオン・キング”を見たのがよい思い出。

第10位:仕事上のあれこれ

1998年に入職して、気がつけば早くも20年が過ぎ、今年は勤続20年表彰を受けた。そのうち14年間は母親をしながら働いていることに我ながら吃驚。フルタイムの仕事と家庭との両立は、毎日綱渡りで慌ただしく過ぎていくけれど、その時間は確実に積み重なっていることを実感した年末だった。

昨年の春に満を辞して開始した超大型事案は、無事に今年の春に全面展開となり、細々と課題はあるものの全体としては軌道にのりつつある。この件については、個人的には思うことが多々あるけれど、全ての経験を糧にして前に進むのみ。

職業人生としては折り返しを過ぎたあたり。基本的には目の前のやるべきことを淡々と進めるだけだけど、いままでよりもう少し自分のやるべきことに集中した時間の投下を意識しようと思っている。

おまけ:はてなダイアリーのサービス終了を受けて、今年の1月にはてなダイアリーからはてなブログに引っ越してきた。はてなブログは管理画面で連続更新日数がわかるのが励みになり、数年ぶりに2019年は1日も欠かさずに書くことができた1年間だった。日付遡りのバックデートのときも多いけど、2020年も日々の記録を残していきたい。

 

今年の一文字は"縁"。様々な縁に支えられて今日の自分がいることに心からの感謝を。

2019年もお読みいただき、ありがとうございました。2020年もほそぼそと更新しますので、よろしくお願いします。