長女とオムライス

2021年9月23日(木)

今日は祝日だけど、出勤。子どもたちの昼食をモルモルの好意に甘えたので、お弁当を用意せずに職場へ。途中でコンビニに寄り、自分の昼食を入手した、たったそれだけの時間的な余裕が、とてもとても贅沢に思える。

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わたしが疲れ果てていることに気がついてくれた長女が、昨日は夕食を作ってくれた。長女の得意なオムライス。最初はサニスケの分だけ作り、その後に親チームの分も用意してくれたらしい。帰宅して夕食が用意されている幸せ。涙が出てきた。

今日は休みだったオット氏が夕食を用意しておいてくれた。ありがたかった。

 

サニスケと仲秋の名月

2021年9月21日(火)

三連休後の出勤がしんどくて、昨夜“仕事行きたくな〜い“と呟いたら、オット氏には“サボれば?“と言われたもののそう言うわけにも行かないので、出勤。目下、仕事に対するモチベーションがどん底まで落ちている(モチベーションで仕事しているわけではないので、業務自体は普段通りにこなしている)。

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今日は仲秋の名月。習い事帰りに迎えたとき、サニスケに“コンビニでお団子買って行こうか?“と話したらことの他喜んでくれたのだけど、コンビニには売っていなかった。“給食で食べたからいいよ“という言葉に申し訳なくなる。そういえば去年の冬至の時にも柚子を買い忘れてサニスケががっかりしていたので、反省したのだった。次の季節の行事はなんだっけ?

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長女は、一昨日に続き、元の学校のお友だちと遊びに出かけた(在籍校は週末のオンライン文化祭の振替休日)。楽しかった模様。

おかん、走る

2021年9月18日(土)

先日に長女の通院をした際に処方薬が1種類なくなった。病院に電話をして確認をしたところ、先生はナシで様子をみましょうとのことだったけど(おそらく説明されたのを聞き落とした)、本人はできればあった方が良いと言うので単身で処方をもらいに行く。

家を出て歩き出したところで空車のタクシーが見つかり、一瞬迷って乗車。結局電車が停止して、予定より20分遅れて病院の最寄駅に到着し、その時点で受付終了1分前、超ダッシュしてギリギリセーフだったので、タクシーを乗ったのは正解だった。

先生の方から“お母さんとゆっくりお話したかったので、いらしてくださってよかった“と言われ、いくつかの質問を受ける。超絶寝不足続きでヘロヘロだったため、冴えない応答になってしまい反省。次回フォロー入れなければ。

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その後、サニスケの併願候補の学校説明会に参加予定だったけど、時間が間に合わなくなり、結局パスしてしまった。この学校は、志望校の併願校として定番。ただし事前情報とイメージによるとサニスケには合わないのでは…と思う。でも学校は行ってみないとわからないので、次の機会には説明会にちゃんと参加したい。

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学校説明会をパスして地元に戻り、長女と一緒に歯科受診。カフェにて時間調整し、あれこれおしゃべりする。

自転車操業な一日

2021年9月17日(金)

自転車操業はなんとか乗り切った。朝イチで午前中の会議のレジュメと資料を作成し、会議を終えてから着手した午後の研修の資料を、研修開始1時間半前に完成した瞬間に、ほーっと肩の力が抜けた。

さすがに夜には何もする気持ちにならず、サニスケの勉強サポート以外はぼーっとSNSを眺めていたのだった。

海へ出るつもりじゃなかった

2021年9月16日(木)

今週はスケジューリングをミスしてしまい、久々の猛烈な自転車操業に陥っている。出番がないと思っていた会議の登板が急に決まったのが原因なのだけど、そこは予測しておいて然るべきところだったのが反省で、今後に活かす。

今日の午後の重要会議の資料を午前中に作成し、明日の午後の研修資料はまだ1頁しかできていないのに明日の午前中は別の会議。しまった〜と思いつつも、ま、なんとかするさと思っている。

…というような話をすると、長女あたりは“ママは強いから“みたいに言うのだけど、ちゃうねん。散々散々泣いてもがいて苦しんで、眠れない夜を何度も何度も乗り越えて、今の姿になんとかたどり着いたんだよ。しかもいまもまだまだその過程にいるんだよ、お母さんも。30年後にわかるよ、きっと。

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海に出るつもりであろうがなかろうが、出てしまったことは事実。

 

長女と通院(7回目)

2021年9月15日(水)

今日は有給休暇を取って、長女の通院の付き添い。今日の診察は2人一緒に呼ばれた。

前回の通院の際に、転校先となる学校の説明を聞きに行くことを伝えてあったので、先生から“その後、学校の方はいかがですか?“と聞かれた長女が“転校することにしました“と伝えた。しばらく学校についての質問を受けたあと、先生から“学校をやめないという選択が悪いわけではないけれど、ご家族でよく話しあって早めに決断できたのはよかったです“と言っていただき、ホッとする。

“ひとつ心配なのは、真面目だから週2回の登校を必ず行かなくては、と思ってしまうことです。無理をしないでくださいね“と長女に伝えてくださった。流石に冷静で、感謝しかない。一進一退はあれども、着実に長女にとって良い方向に向かっているのはこの先生との出逢いがあってこそ。

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“最終的には、9〜10時間睡眠で、しんどい思いをせずに朝に起床できて、日中を過ごすようになることを目指しています““ただそれまでにはしばらく時間がかかります“と先生からお話があり、そこまでどれだけ時間がかかっても、この先生を信頼して、長女を支え続けようと内心で決めたのだった。

“ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー“

2021年9月11日(土)

早いもので911から20年が経った。新聞の一面で特集されていたことから、わたしの20年前の今日について子どもたちに話す。あの日、大学院のゼミの調査?のため沖縄県読谷村に滞在しており、テレビをつけたら…だった。直後の基地の様子とあいまってあの瞬間は鮮烈に記憶している。

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ブレイディみかこ“ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー“(新潮社)を遅まきながら読む(最近は自分の読書はKindle Unlimitedまたは手持ちの書籍、図書館で探しているので、たまたまKindle Unlimitedの対象になっていたのはラッキーだった)。

まず文章のうまさに引き込まれ、同年代の子どもをもつ親としては、息子さんの言動に対する思いの部分に深く共感するとともに、英国の社会情勢や社会保障制度のリアルが非常に興味深かった(ここでどう興味深かったのかを言語化できないあたりに、わたしの力不足が露呈している)。

そしてスウェーデン留学中に感じた“他国と地続きの欧州“の暮らしを思い出したり。北欧は欧州の中では“端/田舎“で、さらにかれこれ20年近く前のことなので、現在の暮らしとは大幅に変わっているのだろうけれど。ただ欧州は日本にはない“成熟さ“があり、その背景には“他国と地続き“ということがある(最近流行りの地政学の本にはこのあたりも載っていたりするのかな)。

ブレイディみかこ氏の文章をもっと読みたくなったので、早速著作を何冊か図書館で予約したのだった。

長女とワクチン(2回目)

2021年9月10日(金)

今日の午後に長女の新型コロナウイルス予防接種の2回目があった。ちょうどわたしが研修の講師をする時間と重複してしまい、ひとりでいかれると言うので、15歳だけど高校生だし保護者の付き添いがなくても大丈夫だろうと思い、ひとりで行ってもらうことにした。

ところが、研修の準備をしていたところ、長女から“15歳だから保護者の付き添いが必要だって。いま先生に聞いてくれてる“との連絡が入り、やってしまった〜と大反省。でも病院もワクチンを無駄にしたくないはずだから多分接種してくれるだろうと続報を待っていたところ、“先生が打ってくれるって“との連絡が入り、ホッと一安心(忙しい病院のみなさまの手間を増やしてしまったことは反省している)。

その後、“上手な先生だから痛くなかった“とのことで、安心して研修の講師役を務めたのだった。

なお夜になっても別段に発熱する様子もなく、このまま副反応が出ないことを祈っている。

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昨日で長女在籍校の事務処理が完了したらしく、長女の学校用のiPadのMDMからの制約が解除されていた。これで喜んでいたのがサニスケ。なぜかというと、これまで長女のiPadには自由にアプリをインストールできなかったため、サニスケが自分の給付金で購入したiPadで長女がある音楽ゲームを使用していた。今夜、制約のはずれた長女のiPadにそのゲームをインストールし、データの移行を手伝ってあげたので、サニスケのiPadは完全にサニスケの管轄に戻り大喜び。“これで本当の正月がきた気分だ“とのこと。

なお学校から保護者宛の通知に使われていたClassiは昨日の昼休みまでは見られていたけど、夜にはアクセス権限がなくなっていた。Classiはいつどのようにアカウントが消えるのかを知りたくて待っていたので、なるほどこうなるのかと面白かった。連日のように通知が入っていたので、ちょっと解放された気分。なお転校先もClassiを使用するようだけど、こちらも保護者用アカウントが発行されるのかな。学校による運用の違いを観察するのも楽しみだったりする。

長女と新たな出発(その3)/サニスケと歯医者

2021年9月9日(木)

数日前に新長女校の校長先生から長女に直接連絡があり、同じ時期に転入してくる生徒さんがくるので会いにきませんか、というお誘いがあった。偶然にも中高一貫校の女子校で長女と同じく起立性調節障害で通えなくなり、転校してくるとのことで、共通点が多い。

今日の午後、重要な会議に参加しながら、長女は無事にその生徒さんと対面できただろうか、できれば仲良くなれると良いなと願っていたところ、長女から嬉しい報告が入り、ほーーっと胸を撫で下ろしたのだった。

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昨日は定時退勤し、サニスケを歯医者へ連れて行った。フッ素を塗られたサニスケ曰く“良薬は口に苦し“と呟いたので、歯科衛生士さんが“キミ、面白いこと言うね〜“と笑っていた。その後、診察室から出るときにサニスケが“マスク、マスク!“と口を押さえながら言うので、歯科衛生士さんが“しっかりしてるね“と褒めてくれた。“最近は小学生の方がしっかりしてますから“と応じたら、“お母さんもおもしろ〜い“と笑われてしまった。いや、最近の小学生は本当にしっかりしてますって。

 

↓長女本人のブログpocomero.hatenablog.com

 

人生は何が幸いするかわからない

2021年9月8日(水)

長女の転校については、心の底から良かったと思っている。そして長女とは、“中学受験してよかったね。中学をあの環境で過ごせてよかったね“と話しており、それも心からそう思っている。

ただそれでもどうしても“ではどの時点でどうすれば長女にあんな辛い思いをさせずに済んだのかな?“と自問してしまう。オット氏に言わせれば“あなたは予見したかったんやろ?“ということになるし、そうなのかもしれない。そしてそう考えてしまうこと自体が親の奢りなのかもしれない。

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まもなく元がつくことになる在籍校は、小学5年生の時に初めて見学に行った時から本人も私たち親チームも気に入った学校だった。生徒ひとりひとりのことを尊重してくれる学校だと思った。一部分において、いまでもそう思っている。

ただ、“入学時の偏差値が比較的入りやすくて、大学進学実績の良い学校“が何を示すかの理解が乏しかったのは事実で、入学直後から長女は毎週大量の課題に追われることになった。真面目な長女には、私たち周囲の大人が思っていた以上に、その課題がプレッシャーだったのだといまならよくわかる。

通学も、小学生の時点では電車に乗ることに不慣れであった長女にはなるべく混雑しない路線で通えることが良いかなと思ったけれど、ただ我が家からその路線に乗るためには、駅までの交通手段が自転車しかない。そしてローカルな路線にはローカルなりの問題があった。土砂降りの雨の日にレインコートを着て駅に向かう長女を見送りながら、バスがある駅の方がよかったのかなと内心で思っていた。これについては自分自身も中高6年間の通学ではとても苦労したのに、同じ思いをさせてしまったと長女に対して申し訳ない。

もし入学前に予見できたことがあるならば、以上2点まで。あとは、入学後に校長先生が交代し学校の方針や校風が微妙に変わってしまったこと、突然ICT教育に力を入れ始め、そして学校側の試行錯誤に巻き込まれたこと、さらにきわめつけのコロナ禍とそれによるオンライン授業が長期化したことなどは、入学前には全く予見不可能だった。

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いまでも在籍校は良い学校だと思う。先生方は最後まで長女のことを応援してくれ、今後も卒業生として扱ってくれるだろう。いまだに長女のお友だちは屈託なく連絡をくれている様子で、きっとそのうちの数名は生涯の友になるのだろう。それだけであの中学校を卒業した価値がある。だから長女と話しているように、“中学校はあの学校でよかったね“なのだ。それ以上、考える必要はない(と自分にいい聞かせる)。

人生は何が幸いするかわからない。親はどうしても子どもに対して辛い思いをして欲しくないと願うけれど、子どもの歩む道に落ちている石を全て取り除くことはできない。長女は今回の辛い時間を経て、一気に成長したように思う。そして明るい出口を見出した長女は"学校に早く行きたい"と言っており、そのひとことがとても嬉しい。

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いつも帰結するのは同じ結論で、“その場その場での最善の選択を行い、問題が起こった時にまた最善の選択を考える“ことしかできない、仕事も家庭も、今までもこれからも。