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篠田節子"女たちのジハード"

昨年の終わりに篠田節子を続けて読んでいたときに複数の友人たちから薦められたのが、この作品。先日ようやく入手したので数日前の病院の待ち時間に読了。篠田節子氏の作品には、"ゴサインタン"等の宗教や生きること/死ぬこと自体をテーマにした作品と、"絹…

小宮一慶"どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座"

久しぶりに目からうろこが落ちたビジネス書。20091201のエントリで書いたとおり、来年の手帳は"ビジネス力養成 小宮一慶手帳2010"なのだけど、小宮一慶というヒトがどんな方だか全く知らなかったので、読んでみた。手帳のまえがきに書いてある内容と重なる部…

篠田節子"静かな黄昏の国"

先日図書館で借りてきた篠田節子"静かな黄昏の国"(角川文庫,2007)を数日前に読了。SFとホラーの中間のような短編集なのだけど、何というか日常と紙一重の狂気みたいなものが全編を漂っていて、ひたひたと怖さが染み入る作品ばかりであった。表題作の"静か…

篠田節子"絹の変容"

先週末に図書館で借りてきた篠田節子"絹の変容"(集英社文庫,1993)を読了。最近はまっている篠田氏のデビュー作?第3回小説すばる新人賞受賞作とのこと。内容はこんな感じ。 レーザーディスクのように輝く絹織物−偶然、不思議な糸を吐く野蚕を発見した長谷康…

堀正岳・佐々木正悟"iPhone情報整理術"

もともとブログを拝読している堀正岳氏と佐々木正悟氏の共著である"iPhone情報整理術"(技術評論社,2009)を読了。ホントの意味で本書を読了するためには、紹介されているテクニックを全て試したみたいけれど。発売日が通院日だったので、あちこちの書店を廻…

篠田節子"百年の恋"

先週に図書館で借りてきた篠田節子"百年の恋"(朝日文庫,2003)を読了。いやはや、実に面白い本で大満足。今まで読んできた結婚生活をテーマにした物語では、ダントツで最高。以下、ネタばれあり。 梨香子は33歳のエリート銀行員。才色兼備の彼女が、ある日、…

梁石日"闇の子供たち"

映画が公開されたときに購入したまま積読になっていたので、読み始めたのだけど、私にしては珍しいことに途中で脱落しそう。理由は、内容が幼児の人身売買や幼児売春についての小説なので、3歳児のハハオヤとしては耐えられない。このあたり、ホント弱くなっ…

美崎栄一郎"「結果を出す人」はノートに何を書いているのか"

美崎栄一郎「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」(Nanaブックス,2009)は、発売当初から書店で見かけては手に取っては棚に戻すことを繰り返しており、今日も隙間時間に書店に寄った折にまた手に取ったので、これはちゃんと読んだ方がよいなと購入…

篠田節子"ゴサインタン−神の座−"

出張先からの帰路で少し時間があったため足を伸ばして、図書館へ。気分転換に日本の小説を読みたくなり、借りてきたのが篠田節子"ゴサインタン−神の座−"(文春文庫,2002)で、移動時間と夜の自由時間を投入して650頁を一気に読了。この本は数ヶ月前の新聞の書…

外山滋比古"知的創造のヒント"

昨日と今日は移動の時間があったので、外山滋比古"知的創造のヒント"(ちくま学芸文庫,2008)を一気に読了。今話題になっている同じ著者の"思考の整理学"はパラパラっと眺めて以前に読んだことがあるのを思い出したので、こちらを手に取ったら魅力的だったので…

"ばあば、助けて"

桃山おふく"ばあば、助けて"(武田出版,2005)を読了。著者は父の親しい友人の奥様で、私も学生時代にお会いしたことがある(はず)。週末に兄宅で見つけて、以前にも著者の文章を大変面白く拝読させていただいたことがあるので、借りてきたのだった。いじめ…

"おそうざいふう外国料理"

昨日書店に寄ったときに、ふと"暮らしの手帖"を手にとって巻末を見ていたら、なんと"おそうざいふう外国料理"がまだ発売されていることを発見!!"おそうざいふう外国料理"は、実家母が数十年にわたり愛用している料理本で、つまり私にとっての"おふくろの味"…

"かぞくのじかん"と"bizmom(ビズマム)"

数日前に書店を通過したときに、ふと目にとまったので"かぞくのじかん"という雑誌を購入。何も気がつかず、出版社すら見ずに買ったのだけど、婦人之友誌の別冊で、久しぶりの大当たりの雑誌だった。なんというか読んでいて、"できる範囲でやればいいんだよ"…

神野直彦"人間回復の経済学"

ふと思いついて、神野直彦"人間回復の経済学"(2002,岩波新書)を再読している。まだ再読を始めたばかりなのだけど、数年前に読んだときよりも共感する箇所が多くなっていて、うんうんと思い切りうなづいている。 スタインモは、スウェーデンを観察すると、高…

"入門 医療経済学−「いのち」と効率の両立を求めて−"

真野俊樹"入門 医療経済学−「いのち」と効率の両立を求めて−"(中公新書,2006)を読了。現在の指導教授に"第一次分配と第二次分配の勉強をしたいのですが"と話したら、薦められたのが本書。新書だけど移動時間中に読める内容ではなかったので、腰を据えてや…

"パズル・パレス"

数日前にDan Brown"パズル・パレス"上下巻(角川文庫,2009)を読了。上巻338頁+下巻316頁、計654頁。難易度:軽。大事に読んでいたのに、上巻の途中から下巻の最後までは一気に読んでしまった。いわずもがなの"ダヴィンチ・コード""天使と悪魔"の作者のデビュ…

"誇りと復讐"

実家父から借りたJeffrey Archer"誇りと復讐"(新潮文庫,2009)上下巻を読了。917頁。難易度軽。久々の娯楽書籍だったので、ほぼ一気読み。やはり面白い物語世界にはまるのは最高の気分転換。そこから物語が始まるのか?と思うような冒頭から、七転び八起きな…

"断る力"

昨日、勝間和代"断る力"(文春新書,2009)を一気読みにて読了。295頁、難易度:中。勝間和代氏が主催する働く母親のコミュニティ"ムギ畑"にはポコンたん出産直後から参加しており、私にとっては勝間氏=ムギ畑のヒトだったのだけど、いわゆる勝間本を読むのは…

"ルポ貧困大国アメリカ":その弐

昨日の続きで、堤未果"ルポ貧困大国アメリカ"(岩波新書,2008)の後半について。第3章までも十分に読んでいてうなってしまう内容だったのだけど、第4章と第5章は、寡聞にして私が全く知らなかった驚愕の現実。いかにしてアメリカ国家や大企業が"戦争"を"貧困…

"ルポ貧困大国アメリカ"

数日前に、堤未果"ルポ貧困大国アメリカ"(岩波新書,2008)を読了。207頁,難易度:中。読みながら、背筋が凍るようだった。本書に書いてあることが、たとえ一部分でも事実であれば(そしてきっと大半が事実なのだろうけれど)、本当に本当に恐ろしい話。本書…

"再発"

先週の出張の移動中に、仙川環"再発"(小学館文庫,2009)を読了。著者の作品を読むのは、3作目くらいなのだけど、いつも最後の方で肩透かしというか、ご都合主義的な展開になるのがイマイチ。再発 (小学館文庫)作者: 仙川環出版社/メーカー: 小学館発売日: 20…

"現代の貧困−ワーキングプア/ホームレス/生活保護"

病院の待合室にて、岩田正美"現代の貧困−ワーキングプア/ホームレス/生活保護"(ちくま新書,2007)を読了。221頁、難易度:中。岩田先生は直接お会いしたことはないけれど、かつてちょっとしたかかわりがあったことと、日本で長らく貧困研究をされているので尊…

"無痛"

数日前の出張の移動中に大半を読んだ久坂部羊"無痛"(幻冬舎文庫,2008)を読了。634頁。難易度:軽。デビュー作の"廃用身"もそうだけど、社会的なテーマを医学の専門知識に混ぜてエンタテイメントに仕上げているで、なかなか読み応えがある。現役の医師との…

"ストレスフリーの整理術"

David Allen"はじめてのGTD ストレスフリーの整理術"(2009,二見書房)を昨日購入し、一気に読了。他に途中の書籍もまだあるのだけど、つい読みやすい本が先行してしまう。GTDというのは、著者が推奨している"Getting Things Done"の略で、整理術というか、…

"すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい"

年末年始の連休で読んでいた蟹瀬誠一&「知的生産」向上委員会"すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい"(三笠書房,2008)を読了。正直今年1冊目がこんなビジネス書かぁという気は我ながらするのだけど、働く母親にとって、時間・タスク・情報の管理は命綱な…

"反貧困−「すべり台社会」からの脱出"

数日前から読み始めていた湯浅誠"反貧困−「すべり台社会」からの脱出"(岩波新書,2008)をさきほど読了。筆者の湯浅氏は、反貧困ネットワークの事務局長でNPO法人自立生活サポートセンターもやいの事務局長等を兼任されているフィールドワーカーである。現場…

安田浩一"外国人研修生殺人事件"

数ヶ月前に安田浩一"外国人研修生殺人事件"(七つ森書館,2007)を読了した。この本は二部構成になっていて、前半が2006年に木更津市の養豚場で起こった中国からの外国人研修生が起こした殺人事件の背景について。そして後半が"外国人研修制度の闇"について、そ…

"異邦人"

…といってもカミュでも久保田早紀でもなくて。Patricia Cornwell"異邦人"上下巻(講談社文庫,2007)を読了。検屍官シリーズの最新作。やはり女性が活躍する作品は好きだなぁ(笑)しばらく勉強/仕事関係の書籍を読んでいたのだけど、疲れているときは小説で気分…

"迷走する両立支援"

荻原久美子"迷走する両立支援−いま、子どもを持って働くということ"(太郎次郎社エディタス,2006)を読了。読みながらものすごく色々なことを考えたので、できればまたあらためて書きたい。