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武良布枝"ゲゲゲの女房"

言わずとしれた朝の連続テレビ小説の原作(原案)である武良布枝"ゲゲゲの女房"(実業之日本社,2008)を読了。ドラマ自体は7月下旬頃から見るようになったため、赤貧時代を見損ねてしまったので、本書を読んでみた。ドラマの方が細かく描写されている内容も…

梅棹忠夫"知的生産の技術"(岩波書店,1969)

本書は、おそらく高校生の頃に、両親または兄の誰かの書棚から借りて読み、京大式カードや読書記録などを挑戦したことがあるのだけれど、当時の自分にはその重要性は実感できず、定着しないままいつしかやめてしまっていた。昨日、著者の訃報を受けて書店で…

"夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術"

某所で流れてきた書評が面白かったので、花輪陽子"夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術"(Discover,2010)を読了。さほど目新しい内容はなく、率直なところ当然なことばかりで、我が家では実践していることが多かったのだけど、貯蓄と…

奥野宣之"仕事の成果が激変する 知的生産ワークアウト"

横になりながら、奥野宣之"仕事の成果が激変する 知的生産ワークアウト―あなたが逆転するための73のメニュー"(ダイヤモンド社,2010)をざーっと一気に読了。小説を読む気にもならないし、難しい書籍を読む余力もないので、こういう軽いビジネス書程度がちょ…

本田直之"レバレッジ・リーディング"

発売直後から何度となく書店で手にとっては棚に戻しを繰り返してきた書籍を唐突に購入する気分になることはたまにある。本田直之"レバレッジ・リーディング"(東洋経済新報社,2006)もそんな1冊。本書の要点は、"ビジネス書を読むときには目的を明確にして読…

"正社員が没落する−「貧困スパイラル」を止めろ!"

今日の妊婦健診の待ち時間にて、堤未果・湯浅誠"正社員が没落する−「貧困スパイラル」を止めろ!"(角川oneテーマ21,2009)を読了。二人の過去の著作と重複する内容も多々あるけれど、新書にこの内容をコンパクトに読みやすくまとめられていて、ボリューム満点…

"ネットワーク超入門講座 保守運用管理編"

今日の隙間時間にて三上信男ネットワーク超入門講座 保守運用管理編( ソフトバンククリエイティブ,2008)を読了。エンドユーザーの管理担当者向けかと思いきや、保守会社のスタッフ向けの入門書だった。本書に書かれている内容を完全に理解できて実行できる…

"さまよう刃"

急に暖かくなってきたためか、昨夜は寝つきが悪くて寝付かれず。やむを得ず起きてきて、図書館で借りた東野圭吾"さまよう刃"(朝日新聞社,2004)を読み始めたのが運の尽き、ラストがどうなるのか気になって、そのまま361頁を一気に読了。実は他にも先に読まな…

"太郎が恋をする頃までには…"

今日の通院の移動時間と待ち時間で、栗原美和子"太郎が恋をする頃までには…"(幻冬舎文庫,2010)を一気に読了。新聞の広告でタイトルに目をひかれ、被差別部落問題の内容と知り、書店で購入。栗原美和子という著者については全く知らず、名前を見たことのない…

"人生と仕事の段取り術""6時に帰るチーム術"

小室淑恵"人生と仕事の段取り術"(PHPビジネス新書,2010)を読んだところなかなか興味深かったので、ついでに小室淑恵"6時に帰るチーム術"(日本能率協会マネジメントセンター,2008)を読んでみた。両方とも読みやすい本なので、あっという間に読めてしまう。…

"ロズウェルなんか知らない"

篠田節子ブームはまだまだ続いており、篠田節子"ロズウェルなんか知らない"(講談社文庫,2008)を昨日の通院の待ち時間等で読了。結局作品中には、"ロズウェル事件"も"ロズウェル"というコトバも一回も出てこないけど、読了すると、納得。うなってしまうタイ…

篠田節子"コンタクト・ゾーン"(上・下巻)

友人から奨められたのでamazonで購入。モノを増やしたくないので、小説系は図書館で借りようと決めたのに、自由に外出できなくない状況なので、また書籍の購入率が急増中。amazonへの貢献度も上昇中。はふぅ。昨夜寝る前に今日の通院時に持参するためカバン…

篠田節子"女たちのジハード"

昨年の終わりに篠田節子を続けて読んでいたときに複数の友人たちから薦められたのが、この作品。先日ようやく入手したので数日前の病院の待ち時間に読了。篠田節子氏の作品には、"ゴサインタン"等の宗教や生きること/死ぬこと自体をテーマにした作品と、"絹…

小宮一慶"どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座"

久しぶりに目からうろこが落ちたビジネス書。20091201のエントリで書いたとおり、来年の手帳は"ビジネス力養成 小宮一慶手帳2010"なのだけど、小宮一慶というヒトがどんな方だか全く知らなかったので、読んでみた。手帳のまえがきに書いてある内容と重なる部…

篠田節子"静かな黄昏の国"

先日図書館で借りてきた篠田節子"静かな黄昏の国"(角川文庫,2007)を数日前に読了。SFとホラーの中間のような短編集なのだけど、何というか日常と紙一重の狂気みたいなものが全編を漂っていて、ひたひたと怖さが染み入る作品ばかりであった。表題作の"静か…

篠田節子"絹の変容"

先週末に図書館で借りてきた篠田節子"絹の変容"(集英社文庫,1993)を読了。最近はまっている篠田氏のデビュー作?第3回小説すばる新人賞受賞作とのこと。内容はこんな感じ。 レーザーディスクのように輝く絹織物−偶然、不思議な糸を吐く野蚕を発見した長谷康…

堀正岳・佐々木正悟"iPhone情報整理術"

もともとブログを拝読している堀正岳氏と佐々木正悟氏の共著である"iPhone情報整理術"(技術評論社,2009)を読了。ホントの意味で本書を読了するためには、紹介されているテクニックを全て試したみたいけれど。発売日が通院日だったので、あちこちの書店を廻…

篠田節子"百年の恋"

先週に図書館で借りてきた篠田節子"百年の恋"(朝日文庫,2003)を読了。いやはや、実に面白い本で大満足。今まで読んできた結婚生活をテーマにした物語では、ダントツで最高。以下、ネタばれあり。 梨香子は33歳のエリート銀行員。才色兼備の彼女が、ある日、…

梁石日"闇の子供たち"

映画が公開されたときに購入したまま積読になっていたので、読み始めたのだけど、私にしては珍しいことに途中で脱落しそう。理由は、内容が幼児の人身売買や幼児売春についての小説なので、3歳児のハハオヤとしては耐えられない。このあたり、ホント弱くなっ…

美崎栄一郎"「結果を出す人」はノートに何を書いているのか"

美崎栄一郎「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」(Nanaブックス,2009)は、発売当初から書店で見かけては手に取っては棚に戻すことを繰り返しており、今日も隙間時間に書店に寄った折にまた手に取ったので、これはちゃんと読んだ方がよいなと購入…

篠田節子"ゴサインタン−神の座−"

出張先からの帰路で少し時間があったため足を伸ばして、図書館へ。気分転換に日本の小説を読みたくなり、借りてきたのが篠田節子"ゴサインタン−神の座−"(文春文庫,2002)で、移動時間と夜の自由時間を投入して650頁を一気に読了。この本は数ヶ月前の新聞の書…

外山滋比古"知的創造のヒント"

昨日と今日は移動の時間があったので、外山滋比古"知的創造のヒント"(ちくま学芸文庫,2008)を一気に読了。今話題になっている同じ著者の"思考の整理学"はパラパラっと眺めて以前に読んだことがあるのを思い出したので、こちらを手に取ったら魅力的だったので…

"ばあば、助けて"

桃山おふく"ばあば、助けて"(武田出版,2005)を読了。著者は父の親しい友人の奥様で、私も学生時代にお会いしたことがある(はず)。週末に兄宅で見つけて、以前にも著者の文章を大変面白く拝読させていただいたことがあるので、借りてきたのだった。いじめ…

"おそうざいふう外国料理"

昨日書店に寄ったときに、ふと"暮らしの手帖"を手にとって巻末を見ていたら、なんと"おそうざいふう外国料理"がまだ発売されていることを発見!!"おそうざいふう外国料理"は、実家母が数十年にわたり愛用している料理本で、つまり私にとっての"おふくろの味"…

"かぞくのじかん"と"bizmom(ビズマム)"

数日前に書店を通過したときに、ふと目にとまったので"かぞくのじかん"という雑誌を購入。何も気がつかず、出版社すら見ずに買ったのだけど、婦人之友誌の別冊で、久しぶりの大当たりの雑誌だった。なんというか読んでいて、"できる範囲でやればいいんだよ"…

神野直彦"人間回復の経済学"

ふと思いついて、神野直彦"人間回復の経済学"(2002,岩波新書)を再読している。まだ再読を始めたばかりなのだけど、数年前に読んだときよりも共感する箇所が多くなっていて、うんうんと思い切りうなづいている。 スタインモは、スウェーデンを観察すると、高…

"入門 医療経済学−「いのち」と効率の両立を求めて−"

真野俊樹"入門 医療経済学−「いのち」と効率の両立を求めて−"(中公新書,2006)を読了。現在の指導教授に"第一次分配と第二次分配の勉強をしたいのですが"と話したら、薦められたのが本書。新書だけど移動時間中に読める内容ではなかったので、腰を据えてや…

"パズル・パレス"

数日前にDan Brown"パズル・パレス"上下巻(角川文庫,2009)を読了。上巻338頁+下巻316頁、計654頁。難易度:軽。大事に読んでいたのに、上巻の途中から下巻の最後までは一気に読んでしまった。いわずもがなの"ダヴィンチ・コード""天使と悪魔"の作者のデビュ…

"誇りと復讐"

実家父から借りたJeffrey Archer"誇りと復讐"(新潮文庫,2009)上下巻を読了。917頁。難易度軽。久々の娯楽書籍だったので、ほぼ一気読み。やはり面白い物語世界にはまるのは最高の気分転換。そこから物語が始まるのか?と思うような冒頭から、七転び八起きな…

"断る力"

昨日、勝間和代"断る力"(文春新書,2009)を一気読みにて読了。295頁、難易度:中。勝間和代氏が主催する働く母親のコミュニティ"ムギ畑"にはポコンたん出産直後から参加しており、私にとっては勝間氏=ムギ畑のヒトだったのだけど、いわゆる勝間本を読むのは…