終日仕事

午前は今週の主勤務先にて業務に勤しむ。諸般のトラブルが一段落したので、とりあえず一安心。午後は、"介護保障を考える市民の会"の拡大勉強会にスタッフとして参戦。今日のテーマは、現在国会にて審議中の介護保険改定について。"改正"とは言いたくないので、あえて"改定"。ただでさえややこしい介護保険制度を、ものすごくややこしく改定しようとしているので、分かりづらいことこの上ない。最近は制度を読み解く余裕をなくしていたのだけど、今年度の新しい業務は制度を理解していないと勤まらないので、きちんと理解するように勉強しなくては。

厚生労働省が発表している"介護予防のエビデンス"のなかには、"介護予防どころか、要介護発生を促進しかねないもの"として、家事支援ホームヘルプサービスや配食サービスがあげられている。今回の改訂案では、要介護1や要支援の高齢者は、原則として家事支援ホームヘルプは利用できなくなる。配食サービスに至っては、一切触れられていないので、全面廃止になるかと危惧されている面もある。要するに端的にいえば、家事や料理を出来る身体状況にある高齢者は、たとえ独居であろうと、たとえ98歳であろうと、たとえ男性で今まで一切家事をしたことがなかろうと、自分で家事や料理をしろ、ということなのだ。

一見、これは正論にみえるのかもしれない。だけど、この改定案を作成した人々は、実際に自分で家事を料理をしたことがあるのだろうか?自分のことを振り返って考えても、毎日毎日料理をするのは、一大事業だ。そして食事は生活の基本であり、心身の健康の基礎である。たとえ一週間に数回であれ、配食サービスやヘルパーさんの手料理で、栄養の整った食事を摂ることがお年寄りの健康のためにどれだけ重要なのか。そして配食サービスや家事支援ヘルプは、栄養の保持などの目に見える側面だけでなく、安否確認や他者とのコミュニケーションという面においても、高齢者の生活を支えているのだ。さらに言えば、70歳、80歳、90歳になって、"家事は身体能力的にはできるけど、したくない。楽をしたい"と思ってどうしていけないというのだろう。