今年の総括

大晦日なので、例年恒例にしている今年の総括など。ちなみに去年の総括はコチラ

去年は相方氏との衝撃の出会いにより、生活におけるpriorityのだるま落としという激動があったけれど、もちろんそのまま私生活がpriorityの首位を独走中。今年は2月に結婚式、3月にウェディングパーティ、4月に私の職場異動、5月に相方氏地元での結婚報告、同月末に妊娠発覚、6月に切迫流産にて入院、8月に退院、9〜11月に引越し、12月に突然出産、と私生活を中心に相変わらず激動の一年だった。

特に切迫流産と早産は両方ともに自分自身が無理と無茶をした結果であり、特に今回の早産は最終的には無事に出産できたから良かったものの、危うく取り返しのつかない事態になる寸前だったので、今でも考えるとぞっとする。ポコンたんの誕生日は、私にとって文字通り人生を変える一日となった。とにかく健康や生命に代わるモノはない、無理無茶はやめよう、相方氏も含めて他のヒトへの過剰な気遣いはやめようと決意した。

切迫流産も早産も、自分では身体が黄色信号を発しているのに気づきつつも見て見ぬ振りをして、仕事を優先したことが原因だったと今なら分かる。それは自分のこだわりだけではなく、前任者や他の大勢の先輩や同僚たちがコトバにできない苦労を重ねてこれまで積み上げてきたモノが、万が一にも崩れてはいけないと思って、ギリギリまでかかわっていたかったのだ。

でも引き継いだ相手は、そのヒトなりの方法で対応していくわけだし、経験不足から判断ミスはありうるけれど、その場合には上司や現場実働レベルでの指摘が入るので、必ずどこかでチェックが働くのだ。率直なところ、私がいれば気づくことで、いないためにそのままになってしまうこともありうるとは思うけれど、それは組織として許容範囲というだけのことだ。だから自分が、自分自身のやり方や納得レベルへのこだわりを捨ててしまえば、良いだけのことだ。

別に引き継いだ業務だけではなくて、仕事における自分のこだわりを薄くすることで、この先随分と楽に仕事ができるようになると思う。昨年、相方氏と出会い、priorityの変動が起きて、仕事を"イコール人生"ではなく、"仕事は仕事"としてみられるようになった。そのことでむしろ冷静に判断ができるようになり、一歩進んだ仕事の取り組みができたと自負している。そしてここでポコンたんが誕生し、その誕生に際して上記のようなことに気づくことができたことは、さらに一歩進んだ取り組みができるようになると確信している。

勉強は、前期末で晴れて大学院博士後期課程を退学。3年在籍した上でのover doctorでの中退という非常に中途半端な形になったけれど、正直言って退学してすっきりした。修士と博士課程を合わせた5年半よりもGöteborg universityのinternational masterでの10ヶ月間の留学生活の方が密度が濃くて、得るものも多くて、自分の納得できる勉強ができて、手応えのある時間だった。その違いはもちろん自分自身の姿勢が理由なのだけど。

ずっと以前から"勉強はどこでもできることだ"と考えてきたけれど、大学院を離れて論文からのプレッシャーを逃れて、自分の興味関心の赴くままにつらつら考えたり、テキストに触れたりすることがとても楽しい。仕事の場面からはもちろんのこと、相方氏との会話からも学ぶべきこと、気づくことは多い。そうして徐々に自分の興味関心が、現在どこにあるのかが明確になりつつあるような気がしている。

さて来年はどんな年になることやら。いずれにしても、お楽しみはこれからだっ!!