通院とlife work balance

今日は公休を確保して、自分のwilson病の通院。検査の結果、肝機能値を表すALT/ASTが共に正常値を越していた。主治医に最近の状況を伝えると、"確かにこの値は過労気味という感じですねぇ。来月再検査して、またオーバーしていたら、キレート剤の服薬量を増やしましょう"と言われる。

自分としては、"あちゃー"という思いと、"あ、やっぱり"という妙に納得してしまう思いと。採血のときに、たがだかスピッツ4本血を採られてくらいで、一瞬貧血を起こしかけたこと時点で、アウトのサイン。

この数ヶ月間、何だかずっと疲れが抜けなくて、感情のコントロールも取れないことがあり、先日相方氏に"私ちょっとヘンだよね?"と聞いたら、"うむ、おかしい。そりゃ、そうやで。大体あなたは2歳児を抱えている割に働き過ぎなんや"と言われてしまった。

確かに、無理をしている自覚はあるのだけど、子どもがいることで残業はできないけれど、でも子どもがいることを職場であまり言い訳にしたくないので頑張ってきたというのがひとつの理由。

もうひとつの理由は、自分自身のなかに"どうして母親だけがいつもいつも保育園のお迎え時間を気にしていなくちゃならなくて、どうしていつも母親だから仕事をセーブしなくてはいけないんだろう?"という疑問がどうしても抜けないことがある。それは相方氏に対してというレベルも多少は含んでいるけれど、それよりももっと社会全体に対する疑問のようなモノ。

大体、"働く母親""ワーキングマザー"という表現は一般的だけど、"働く父親""ワーキングファザー"などという表現は耳にも目にもしたことがない。大体、一般的に、父親が保育園/幼稚園の送迎や多少残業を抑えて早く帰ってくれば、"理解があってよいご主人ねぇ"と言われるけれど、母親がそれをするのは当然のことであって、世間一般に誰からも"理解があってよい奥さんねぇ"とは言われない。もっと言ってしまえば、育児だけではなくて、家事も全く同じ。何故?

繰り返しになるけれど、相方氏はとてもよく家事や育児を手伝ってくれているし、そのことにはとてもとても感謝している。だからそれは相方氏に対する感情というよりもは、もっと社会全体に対する疑問なのだ。

今もその疑問は抱え続けているし、正直な気持ちでは、育児と仕事の両立のために自分が仕事のペースを落とすのは100%納得していない。だけど、誰よりも自分の子どもであるポコンたん自身が"ままぃ、ままぃ"と慕ってくれている現実と、その"ままぃ"は自分しかいない事実は理屈を吹っ飛ばす。

多分、そんなの当たり前では?と思うヒトも多いのだろうけれど、女性にとって仕事より育児が優先ということが当然と思われていること自体に疑問を感じているということなので、こういう展開をしないと自分が納得いかない。男性であろうと女性であろうと、仕事より育児や家族が優先ということが当然の社会になってほしいなぁと願う。それがライフワークバランスの本来の目的なのだけどなぁ。

まあ、ぐるぐる考え続けてしまうことはさておき、何にせよ健康であることは生活の基盤だし、万が一、私が寝込んだり入院する事態に陥ると、ポコンたんと相方氏から実家までの生活に大影響を及ぼしてしまうので、今回の検査結果から少し生活のバランスを見直さなくてはならない。まさしくライフワークバランス!?

…今日は勢い余ってこんなに長くなってしもーた。最後まで読んで下さったみなさまに多謝!!