目下の課題

そもそも2歳半児のいる生活は、フルタイムで働いていようがいまいが、ストレスの度合いは高い。根本的に母親にとって子どもの存在は、一緒に過ごしていようが、寝ているときであろうが、頭と気持ちの片隅に常に常に存在し続けるので、それだけでも生活のなかで気持ちが本当に解放される時間はないのだ。

加えて、仕事上でもプレッシャーやストレスになる要素は山のようにあり、自覚的に箱に詰めた上で蓋をして、できるだけそれらを意識上にのせないように、目を向けないようにしているけれど、それでも時折意識せざるをえないような出来事は発生する。

どう考えても公私ともにストレスの多い生活であるけれど、それを選んだのは自分だし、時折相方氏とお互いに限界に達した夜にはどうにもならずに感情のぶつかりあいを起こしてしまうことはあっても、基本的に普段の生活のなかでは自分のなかでギアを切り替え、切り替えして、何とか乗り切ってはいる。

ただどうしたって自分のなかにそうやってコントロールしたストレスがもやもやと積もり積もっていくことには違いはない。それらを一度ゼロにするツールというのか方法を何か見出さないと、遅かれ早かれ限界がくるように思う。30年間くらいこのまま乗り切ったら、きっと超越できるのかもしれないけれど。

ただ、おそらく自分の一番の強みは、wilson病の闘病体験から"永遠に続く痛みなんかない"ということを身体が知っていることだと思う。"冬きたりなば春遠からじ"でも"明けない夜はない"でも同じだけど。

どんなに泣くことがあっても、どんなに悔しい思いをしても、どんなに情けない思いをしても、全ての経験は自分の人生の糧にできる。それはもう完全に自分次第だ。

だから、まあ、時にはこうやってニキに文章化して感情の整理をつけたり、時には家族の前で愚痴ったり泣いたり、時には相方氏とお酒を飲んだりして、何とかかんとか一日一日を乗り切っていくしかないのだろう。将来の30年間も明日の一日の積み重ねだから。