"すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい"

年末年始の連休で読んでいた蟹瀬誠一&「知的生産」向上委員会"すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい"(三笠書房,2008)を読了。

正直今年1冊目がこんなビジネス書かぁという気は我ながらするのだけど、働く母親にとって、時間・タスク・情報の管理は命綱なので、自分のなかでの重要テーマのひとつ。

一緒に購入して先に読み終えた奥野宣之"情報は1冊のノートにまとめなさい"(Nanaブックス,2008)の"手帳はスペースが限られているからA6ノートを活用すべし"という主張と真逆で、スペースが限られているからこそ重要なことだけど手帳にまとめなさい"というのが蟹瀬氏の主張。どちらもA6サイズを推薦しているのは共通点。

私は高校生の頃からシステム手帳を使用していて、大学入学時に父に贈ってもらったKNOXBRAINのバイブルサイズを愛用しているので、スケジュール管理についてはシステム手帳を基本に、職場での周知のためにグループウェアに転記している。なお月間スケジュールと週間スケジュールの使い分けについては、20080528のエントリ"牛乳を買うのを忘れないで"に書いたとおり。ただ今年は週間スケジュールはバーティカルタイプ(時間軸が縦)にしようと思っている。

ただ手帳だけだとメモスペースが少ないというのは奥野氏の主張のとおりで、今年の秋頃から定番の黄色のRhodiaの13を手帳とともに携帯している。毎日のやることリストもこれに書き出し、一日が終わると破って捨てるのは快感なのだけど、やることリストも残しておいた方がルーティンワークの間隔などがわかるし、来年になってからこの時期に何をすべきというのが見えやすいことに気づいた。

あと、問題は紙モノで、職場の勤務表からはじまり、ポコンたんの保育園行事や三歳児検診のお知らせ等々、細々したものの管理が難しい。ポコンたん関係のを自宅に置きっぱなしにしておくと、昼休みに確認したいときに困る。昨年は引越しもあったこともあり、"あれはどこ行った〜!?"と探しまわることが多々あり、プライベートでは連絡漏れや勘違いなどが多発した。

職場でも家庭でも、紙データも電子データも同じだけど、"必ずそこにある"状態になっていれば多少そこが雑然としていても発見できる。でも"どこにあったっかな?"から始まるのは非常な時間のロス。結局見つからなくてあきらめることも多い。

不要な紙モノは捨てるべし!というのもよく理解できるのだけど、性格上はどちらかというと保管/保存しておきたい。なので、この際奥野氏方式の"1冊のノートに何でも記録"することにした。

なので当面は、システム手帳&A6ノート&Rhodiaのメモ帳という体制でこなしてみるつもり。結果的には奥野氏方式を採用したけど、蟹瀬氏の方式も月間予定と週間予定の使いわけなど、参考になる点はいくつかあった。

余談だけど、奥野氏のエージェンシーはあのアップルシードエージェンシーだったよ。