働く母親GTDを始めてみる:その零

20090201のエントリで書いた"David Allen"はじめてのGTD ストレスフリーの整理術"(2009,二見書房)を読んでいる途中から、何となくひかれるものはあったものの、実際のイメージがいまひとつつかめなかった。その後、実践しているヒトのblogやitmediaの入門記事などを読んでいるうちに、これはいいかも!!と思う気持ちが強くなってきた。

もともと仕事を引き受けすぎて山積みになる傾向がある上に、出産してフルタイムで働く母親になってからは、公私ともども、常に"やらなくてはならないこと"と時間に追われている状態になっている。さらに例えば、ポコンたんを寝かしつけるために自宅の階段を一緒に登りながら、翌日にやらなくてはならない仕事のタスクが頭を過ぎったりするのは、非常にストレスだったりする。GTDが"ストレスフリー"と言われるのは、当初勘違いしていたようにその手順が簡単だからではなくて、そういうストレスから解放されるためのようだと理解。ちなみに手順はシンプルだけど、多分続けていくエネルギーは結構必要かと思われる。

もし常に"やらなくてはならないこと"に追われている状態から解放される可能性があるのであれば、それはとりあえず試してみる価値は高いと思ったのが最大の理由。

他の理由というか魅力は、特に20090102のエントリで書いた"A6ノート1冊方式"をはじめてから、"メモをしておくこと=外部メモリ化すること"の確実さと気楽さを実感している。"どこに書いてあるか"さえ明確なら、メモをとるという習慣だけで、仕事は確実に効率化し着実に進捗していくし、"覚えておかなくっちゃ"というストレスからも解放されるというのがこの1ヶ月強での私の結論。GTDは、まさしく"頭はすぐに忘れるし、信頼できるシステムではない"という点に立脚しているので、大いに納得できる。

あと、複雑なプロジェクトは、実際の細かい行動のステップに分割して取り組むという点についても、すでに実践しているので、全く違和感がない。

そんなわけで、GTDの考え方は自分にとってかなり親和性が高いのでは、という印象がどんどん強くなってきたので、とりあえず始めてみることにした。

余談だけど、GTDの実践をnetで公開している方はほとんどが(独身)男性の様子。働く母親で実践しているヒトがいたら、是非教えてください。