"誇りと復讐"

実家父から借りたJeffrey Archer"誇りと復讐"(新潮文庫,2009)上下巻を読了。917頁。難易度軽。久々の娯楽書籍だったので、ほぼ一気読み。やはり面白い物語世界にはまるのは最高の気分転換。

そこから物語が始まるのか?と思うような冒頭から、七転び八起きな展開。英国の貴族階層と労働者階層のコトバの違いなどが伏線になっていて、そのあたりもとても面白かった。残念だったのは、翻訳がいまひとつこなれていない印象だったことかな。

裁判の場面がたびたび登場するのだけど、陪審員についても描かれているので、裁判員制度について考えさせられる内容でもあった。2名の老弁護士の活躍が素晴らしい。

誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)

誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)

誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)

誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)