働く母親とlifehack:手伝いを断らない

これもまた働く母親に限定されないhackだけれど、例えば家族や周囲から"○○しておこうか?""○○しようか?"と声をかけられたときには、素直にお願いしてしまった方がよい、ということ。個人の性格にもよると思うけれど、私は自分でやった方が早くできると思うことや、相手(特に実家両親)の体調などが気になってしまい、助力の提案を受けても時折断ってしまうことがある。そして、同じような傾向の働く母親は少なくないと思う。

個人的な反省になるけれど、周囲は私が一杯一杯の情況を承知しているから助力の提案をしてくれるのであって、そこにおける相手の体調や時間については自身で判断した上で提案してくれるのだから、素直に頼んでしまえばいいだけなのだ。またたとえ、自分が行った方が確実で早いことであっても、いつまでも自分で担当していては、その業務はいつまでも自分の手から離れない。複数体制を確保するためにも、とにかくまかせてしまえばいいだけのことなのだ。

とはいえ、昨夜はこの原則に則って、相方氏からのとある助言の提案をお願いしたら、紆余曲折の果てに超裏目に出てしまったので、自分のなかで黄色信号が点滅したときには、素直に自分で担当した方が平和かもしれない。

あとは、対等な関係においては、まかせた以上は相手(主に相方氏)からヘルプが出るまではまかせきる、まかせた結果については口を出さない、ということも大切かもしれない。なかなかこれが実践できないのだけど…。

仕事も全く同じで、周囲を見回しても、自分の業務に責任感をもっているヒトほど業務を抱え込む傾向が強い。他方で、一定レベルまで業務が安定したら、本来の担当者に引き継ぐということを非常に上手に行っているヒトも稀にいる。自分は抱え込み傾向にあることを自覚しているのだけど、先日自分のタスクの洗い出しを行っていて、これではいけないと危機感を強めたので、自分の仕事を自分がいなくてもできるヒトを周囲に増やしていきたいと思っている。自分の仕事をなかなか引き継げない最大の理由は、引き継ぐ相手がいないためというよりも、自分が手放そうとしていないことなのだ。