mailmanの設定にはまる(SUBJECT_PREFIX/通し番号)

職場のメールサーバは従来外部サーバーを利用していたのだけど、諸般の事情によりホスティング先のサーバーに移行した。業務上必要ないくつかのメーリングリストを移行するために、mailmanの設定を行っていたのだけど、件名に連番を振ろうとして悪戦苦闘の始まり始まり。

そもそも最初は、mailmanがGNUとは全く想定しておらず、ホスティング会社のサポートに"マニュアルはありませんか?"と問い合わせたら、"フリーソフトだから自分で調べてください"と言われて、愕然。ならばと思って調べたところ、最初に京都産業大学のウェブサイトに比較的わかりやすいマニュアルが掲載されているのを発見する。ていうか大学で学生向けに自由に?MLの設定を可能にしているのか、と吃驚。

ところがそのマニュアルに書いてある通りに"SUBJECT_PREFIX"を設定しても、件名に連番が振られない。さらにまた色々調べた結果、全く同じところにはまっていたエンジニアの方のブログに到達し、ついでに"日本語Mailman利用者ML"の過去ログという膨大な資料に行き当たる。

件のエンジニアの方のブログからたどり着いた"国際化 Mailman に関する日本語情報(古いの)"という文書を読むと、どうやら原因は設定ではなくホスティング会社がインストールしたmailmanのバージョンが古いことが原因らしい。

そんなわけで検証した内容と出典資料のリンク先もあわせて、"必要なパッチを当ててもらえませんか〜?もしくは当て方を教えてくださーい"とホスティング会社のサポートに照会したところ、こちらで作ったテスト用のMLでテストしたいとのこと。承諾すると、先方がテストしているメールが飛んできた。見ていると、私が確認した内容と全く同じことを行っている様子(笑)

でもって丸1日以上が経過した今日の夕方に連絡があり、"インストールされていたバージョンが古かったので、対応しました。件名に連番が振られていると思うので、確認してください"との連絡があった。やっぱり。

で、次の課題は当然カウントアップを開始する番号を変更することなのだけど、これについては前述の"日本語Mailman利用者ML"の過去ログ内に該当の内容があり、下記のコマンドで変更可能らしい。

% python -i bin/withlist mm-test
Loading list: mm-test (unlocked)
>>> m.Lock()
>>> m.post_id
139.0
>>> m.post_id = 140
>>> m.Save()
>>> ^D
Unlocking (but not saving) list: mm-test
Finalizing
%

(出典:[mmjp-users 101] withlist)

うーん、しかしホスティング会社のサーバーに対して、このコマンドを打つことは可能なのかな…。とはいえこれ以上この件に時間を費やすのは抵抗あるし、"少なくともメールは配送されているので、通し番号はしないとい運用回避(?)"にしてしまおうかな(笑)

かように散々既出の問題ではあるようだけど、私と同じように困って検索される方のために記録しておく。

全く余談だけど、MLの件名に連番を振ることは日本独自の文化らしい。日本人ってやはり几帳面なのかな。