友人から奨められたのでamazonで購入。モノを増やしたくないので、小説系は図書館で借りようと決めたのに、自由に外出できなくない状況なので、また書籍の購入率が急増中。amazonへの貢献度も上昇中。はふぅ。
昨夜寝る前に今日の通院時に持参するためカバンに入れようと上巻を手に取ったのが運の尽き。そこから2時間半かけて、上巻をノンストップ一気読み。そのまま下巻に突入するのはさすがに理性が働いて、今日の通院時の待ち時間+昼食時間で、下巻を一気読み。はぁ〜、満足した〜(笑)
"コンタクト・ゾーン"のあらすじは、こんな感じ。上巻の裏表紙より転載。
ノンキャリ公務員の真央子、買い物依存症の祝子、不倫の恋に悩むOLありさの三人組は、バカンス先のバヤン・リゾートで、テオマバル国の内乱に巻き込まれる。ゲリラの手に落ちた島で、虐殺を逃げ延び、彼女たちは生き残れるのか…?圧倒的なスケールで、異文化接触地点(コンタクトゾーン)での女たちの闘いを描いた感動巨編。
実は最初にタイトルを教えてもらったときは、異星人接触もののSF小説かと思った*1のだけど、全く違うって。20100120のエントリで書いた篠田節子作品の三分類でいくと、一見三番目の女性モノなのだけど、実は一番目の宗教や生死をテーマにしている内容で、他の三番目の作品群より奥が深く、他の一番目の作品群より読みやすい。粒揃いの篠田作品のなかでも極上の小説だと思う。もしかしたらここまで読んできた篠田作品のなかでは一番好きかもしれない。
小説を繰り返し読むことは最近はほとんどないのだけれど、この作品だけはまたしばらく経ったら読み返したくなるかも。を、購入して正解だったかな(笑)
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*1:それはCarl Sagan"コンタクト"だっ。