手帳迷走記

20091201のエントリで書いたとおり、今年は長年愛用してきたシステム手帳から離れて、Discover社の”ビジネス力養成 小宮一慶手帳2010”を使用している。いやはや、相変わらず恥ずかしい名前の手帳だ(苦笑)

昨年12月から使い始めて約4か月。システム手帳と比べて使いやすい点もいくつかあるけれど、致命的に使いにくいことが3点。ひとつは、ペンホルダーがないこと。常に筆入れを持ち歩くので、なくても大丈夫かな、と甘く考えていたけれど、システム手帳時代は"手帳を持てばもれなくペンもついてくる"状態だったのが、いまはいちいちペンも持参しなくてはならず、これがものすご〜く不便。表紙にペンをさしてみたり、ベルトを使ってみたり、ペンをさすアダプタ?を使ってみたり、試行錯誤してみたけれど、どれも定着しない。専用のカバーを買おうかとも思ったけれど、お手頃価格なタイプには納得できる色がなく、納得できる色のカバーは高い。専用以外のカバーも探してはみたけれど、そもそもカバーをつけるとかさばるので、薄さというシステム手帳と比べたときの最大のメリットがなくなってしまう。

ふたつめは、過去のメモ等が継続できないこと。システム手帳ではリフィルさえいれておけば、いつまででも継続することができた。例えば最低限の住所録や、ウィルソン病の定期健診の検査結果の記録等は年月を超えて継続していきたい情報だけど、手帳を乗り換えたことにより手元になくなってしまった。暫定対応として、最低限の住所録はiPhoneの連絡先に登録し、検査記録をずっと書いていたリフィルは手帳のメモ欄にそのまま貼ってみたけれど、いまひとつしっくりこない。さらにたまに"あれ?あの情報は手帳に書いてあったはずだけど…"と思うこともあって、システム手帳の良さをあらためて実感している。

みっつめは、メモ欄のスペースが限られていること。手帳の他にメモ帳も持ち歩いてはいるけれど、たまたま手帳しか手元にないときにメモを書きたい場面は時折ある。システム手帳だとリフィルさえあれば、メモ欄のスペースは気にしなくて済むし、不要なメモは外せばよい。また誰かにメモを残したいときの最終手段としてリフィルを使うこともできる。ところがノートタイプの綴り手帳だとメモ欄のスペースは限られているので、書く時点で"これはここに書くべき内容かな?"と取捨選択しなくてはならず、気軽に使えない。手帳の表紙見開きには付箋は貼ってあるので、現状では付箋をメモ代わりにしているけれど、付箋はやはり付箋なので、いくら強粘着タイプを使用しても外れてしまったり、気持ち的に"暫定的なもの"という扱いになる。

そんなわけで、4月からは元の馴染んだシステム手帳に戻ろうか、どうせ数ヵ月後には産休だし今年はこのままで過ごすか、目下大いに迷い中なり。小宮手帳の方が使いやすい点もあるから、さらに悩ましい(苦笑)

写真は昨年まで10数年にわたり愛用してきたシステム手帳と、今年の小宮手帳。大きさ自体はあまり変わらないけど、薄さが全然違うのだ。