システム手帳への回帰

3月19日のエントリに書いたとおり、今年は手帳について迷走しており、昨年12月から使用している綴じ手帳であるDiscover社の"ビジネス力養成 小宮一慶手帳2010"を継続するか、システム手帳を復活するか大いに迷っていた。その後、小室淑恵氏が代表を務めている株式会社ワーク・ライフバランスのメールマガジンのアンケートに答えたら、同じDiscover社の"小室淑恵のワークライフバランス手帳"が当選してしまい、送られてきたのを見てさらに悩みが深まった。

実は小宮手帳を購入するときに最後まで迷ったのがこのワークライフバランス手帳であり、改めて手にとって中身をよく見ると、ワークライフバランス手帳の方が使いやすそうな点も多々ある。そんなわけで、小宮手帳vs小室手帳vsシステム手帳という三択の悩みに陥ってしまった。

で、散々迷った挙句に辿りついた結論は、やはりシステム手帳に戻るということ。最大の理由は、小宮手帳にせよ小室手帳にせよ全てが気に入っているわけではなくて、この点はこちらがよいけど、別の点は別の方がよいなぁという状況であり、システム手帳の最大の利点は膨大な種類のリフィルから自分の好きなモノを選んで、自分にとって使いやすい組み合わせで手帳を組み立てられることにある。もし希望するリフィルがない場合には、自作だってすることができる(そこまではしないけど)。またリフィルは、外すとバラバラになりがちというデメリットがあるけれど、それは同時にScanSnapでそのままデータ化して保管することができるというメリットにもなる。

昨年までは、月間見開き+週間バーティカルの組み合わせで利用していたのだけど、小宮手帳を利用して一番よかったのは当日のタスクを当日の欄に書けることだったので、週間バーティカルではなくて1頁に1日のバーティカル+空欄があるものに移行してみた。バーティカル欄が大きい方が書きやすいし、タスクだけでなく簡単なメモも書くことができるかなと思う。

そんなわけで今週の初めからシステム手帳を復活したのだけど、やはりものすごく手になじむ。十数年にわたり愛用しているので皮はかなりボロボロになりつつあるけれど、来年育児休業から復帰するまではこのまま使い続けるつもり。

システム手帳を復活して、一番使いやすいなと思うのは、プラスティック製の縦のインデックスを月間と日単位の両方に入れておくと、必要なページがぱっと開くことができる。綴じ手帳だとしおりがあってもこの動作ができず、自分なりにインデックスを貼ったり、付箋を使ったり工夫はしたけれど、なんだか不格好だったのだ。あと、システム手帳につきもののリングが手に当たって書きにくいという問題については、舘神龍彦"システム手帳の極意"(技術評論社,2006)を参考にして、前半に閲覧用資料等を入れて、半ば以降に月間と日ごとのスケジュールを入れたら、気にならない程度に緩和した。あ、でもこの本自体は"極意"とは言い難いかな…。

年の途中で手帳を乗り換えるというのは初めてのことだけど、今後は浮気せずにシステム手帳を使い続けようと思っている年度末なのであった。

システム手帳の極意 アイデアも段取りもきっちり整理

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