"ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女"上巻

スウェーデンのミステリ小説であるStieg Larsson"ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女"上巻を昨夕に読了。発売当初から気になっていたものの、小説は文庫以外は買わないルールにしているので、文庫化を待っていた。ところが、先日AXNミステリでスウェーデンでドラマ化されたのを見て、これは是非原作を読まねば!!と思わされてしまったので、ルールを曲げて購入。AXNミステリは、先日の"スウェーデン警察クルト・ヴァランダー"など、密かにスウェーデンドラマを放映してくれるのが非常に嬉しい♪

AXNミステリで放映された4話連続ドラマは、おそらく映画では省略しすぎたので"完全版"と銘打たれていたけれど、それでも原作を読むと決して物語の全てがドラマで描かれていたわけではないことに気づく。なにせドラマでは2話目で二人の主人公が出会うのだけど、原作では上巻が終わってもまだ出会っていないのである。

あらすじは各所で紹介されているので省略するけど、スウェーデンの小説は社会的背景や政治的な文脈等が伏線になっているので面白い。後見人制度についても説明があり、勉強になったり。

ちなみに原作のサブタイトルは"Män som hater kvinnor"で"女性を○○する男性"だよなーと思いつつ"hater"の意味を調べていなかったのだけど、上巻の訳者あとがきで"女を憎む男たち"という意味だと判明。確かに"ドラゴン・タトゥーの女"の方がインパクトは強いけど、日本語版で変えられたのかな。

まだ上巻を読み終えたところなので、下巻を読了したらあらためて感想を。ドラマを見て結末も知っているのに、十二分に楽しめるのが素晴らしい。