15年という歳月

@MBP
今日の夜には勤務先法人にて毎年恒例の職員全体会が開催された。勤務先では勤続年数5年刻みで表彰されることになっており、今年私は15年表彰をいただいた。実際には16年なのだけど、留学のために休職した一年間がマイナスされて15年。入職以前からボランティア等でかかわってきた勤務先が自分の”職場”になってから16年かと思うと、本当に時間の経つのは早い。そしてすでにその半分以上を働く母親しているかと思うと、なおのこと感慨深い。

1998年に入職したときは、まだ介護保険施行前夜で措置制度の時代だった。要介護度も支給上限額もなくて、特別養護老人ホームの利用者負担は所得に応じた応能負担だった(今は介護度に応じた応益負担)。特別養護老人ホームの待機者は当時も大勢いらしたけれど、家族や住まいの状況なども勘案して、自治体が入所決定(措置)していた。

その後、2000年4月に介護保険法が施行、2006年に障害者自立支援法施行(2013年より障害者総合支援法)、そして来年からは子ども ・子育て支援新制度開始と、社会福祉を巡る制度は大きく変わってきたけれど、時代や制度が変わっても社会福祉の本質は”困っている方とその家族の生活を支援すること”。

その本質を決して忘れずに、自分に与えられた業務に真摯に取り組んで行きたい。