10月の終わり

これを書きはじめたのは11月1日の深夜だったけど、気がついてみればすでに11月9日。遡りの記録。

10月は時期外れの台風とともに嵐のように過ぎていった。子どもたちの小学校は運動会を終えて、個人面談があったり、サニスケは生活科見学で里芋掘りに出かけたり、学童のハロウィンパーティがあったり。習い事の面談もそれぞれにあった。週末は家族四人で外出するよりも、ムスメの付添を主にわたしが担当して、サニスケはジュニアテニス教室や学童のイベント等に夫が付き添いで参加するような別行動の機会が増えてきた。もう少しするときっとムスメは学校の部活やお友だちとの予定となり、サニスケも徐々に単独行動にシフトしていくのだろうと思うと、きっとこの慌ただしい時期を懐かしく思い出す日が来るのだろうな。

仕事は、さすがの自分も茫然自失してしまうくらい膨大な業務量となっており、飽和寸前。それでも目の前のやるべきことにひとつひとつ取り組んでいくと、確実に進捗はあり、数年来の懸案事項は実働約1ヶ月半で改善結果を出すことができた。ほかに数ヶ月前から準備していた案件が実行段階にきたものの、予想外の細かいトラブルに振り回されて、委託先のベテランPM氏と”あんなに事前テストしたのに…”と苦笑しながらも、ひとつずつのトラブルをつぶしていくしかなくて、そうしていくうちに影響の大きなトラブルはだいたい解決できた。

ただ業務量が飽和寸前になると、必須業務とルーチンタスクに忙殺されて、本来自分が取り組むべき業務に着手する余裕がなくなる。中長期的にみると後者の方が重要な意味をもつ業務だったりするのだけど…。

そんな状況だった割には個人の領域は充実しており、まず書籍を珍しく2冊も読了した。シェリル・サンドバーグ”Option B”(日本経済新聞出版社,2017)を書店で立ち読みして即買い。ちょうど今の自分の心境に一致していて、一気に読了。2冊目は、小路幸也”娘の結婚”(祥伝社,2013)、不思議な余韻のある小説だった。。サニスケと一緒に立ち寄った自宅近くの図書室で、唐突に甘々の恋愛小説が読みたくなったもの、結局借りたのが恋愛小説ではなく”娘の結婚”だったあたり、自分で歳を感じてしまった(苦笑)。映画も長女と観た”僕のワンダフル・ライフ”、初の4Dimax初体験の”ダンケルク”、”Elle”と振り返ってみれば3本も観ていて、我ながらびっくり。さらにはオンラインセミナーのモニター参加により、仕事の研修以外の学びもできた。家庭と仕事で目一杯すぎると、リフレッシュを求めて個人の領域も充実するのかな。とはいえ10月の最大の出来事は、とある出来事を契機にして、”合目的的”に行動する、ということを理解できたことだと思う。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

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娘の結婚 (祥伝社文庫)

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