6月に読んだ本

5月後半に書店の店頭で装丁と題名に惹かれて手にとったところ、大層面白かったので、図書館で借りて6月上旬の通院の際の検査の待ち時間にほぼ一気読みしたのが、山田清機”東京湾岸畸人伝”(朝日新聞出版,2015)。築地市場のマグロの仲卸のセリ人や横浜の沖仲仕など、普段の生活では知ることのないひとたちのドキュメンタリー。どこか実家の父(鈴木龍一郎)の撮る写真にも通じるものがあり、不思議なほど夢中になって読んだ一冊。

6月末に読了したのは、放送大学のテキストで、柴山盛生・遠山鉱司”問題解決の進め方”(放送大学教育振興会,2012)。実は単位履修生で受講していたのだけど、さすがに超繁忙期にそれは無謀で、結局番組視聴はできなかった。教養学部の教養学科のテキストなので、コンパクトに要点がわかりやすく整理されており、子どもたちが高校生になったら読んでほしいなと思った。

片付けをしていたら発掘されたので、つまみ読み再読したのが、筒井淳也”仕事と家族−日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか”(中公新書,2015)。当事者といえば当事者なので、どうして自分は家事は自分の役割だと思っているのだろう、ということは割といつも自問自答していたり。

その他、金子由紀子”持たない暮らし”(アスベクト,2006)はたまに図書館で借りて繰り返し読むと、読むたびに新たな気づきがある良本。2週間に1つ身に付けたい習慣のリストにのっていた”寝る前にテーブルの上に物をない状態にする”というのに挑戦していたら、すっかり定着して朝が気分良く始められるようになった。息抜枠で、石田衣良の小説をkindleセールにて読了。

東京湾岸畸人伝

東京湾岸畸人伝

問題解決の進め方 (放送大学教材)

問題解決の進め方 (放送大学教材)

仕事と家族 - 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか (中公新書)

仕事と家族 - 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか (中公新書)

お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし

お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし