ポコンたんと美術館

サニスケがキャンプで不在な日曜日、しばらく前にムスメに美術館でも行かない?と声をかけたら”夏休みの宿題で美術館鑑賞があるから行きたい!”とのことで、珍しく家族3人で上野の西洋美術館へ。

有名な作品が観たい!というムスメの要望を受け、新国立美術館のルーブル展と迷ったけど、テレビ局主催の展覧会にはいまひとつ気が乗らないので、”ミケランジェロと理想の身体”展に決定。

独身時代は展覧会や博物館鑑賞は気軽に足を運んだけれど、母親になってからは縁遠くなり、子どもたちを静かにさせながら周囲に気を遣いながら鑑賞するのはわたしにはハードルが高く、思い返してみれば、子どもと一緒に美術館にいくのはこれが初めてだった!!

特別展の”ミケランジェロと理想の身体”展の彫刻も素晴らしかったけど、常設展の松方コレクションが実に実に素晴らしく、10数年ぶりの西洋美術館は相変わらず豊かな時間をもたらしてくれた。数百年、千年単位で時を超えて遺される美術品はやはりすごい。ムスメいわく”タイムカプセルみたいだね”と。

ムスメが”昔のひとが作ったものを観るのは好き。展覧会とか好きだよ”と言うので、今後はもう少し気軽に一緒に来ようと楽しみがひとつ増えた。子どもを育てるのは本当に大変なことも多々あるけれど、子どもの成長を実感するのはかけがえのない幸せだと、帰宅後に早速作成された鑑賞感想文を読んで思った。