自分をまもるための教訓

”それはやらなくてはいけないこと?それをやらないとどうなるの?”

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先週末に休息の時間を得て、帰宅したときに愕然とした。

自宅(家庭)が自分の休息の場になっていない。半ば冗談で”第二の職場”と呼んでいたけど、冗談になっていなかったと気がついてしまった。

折しも臨時休講で、子どもたちにはゆとりがある。手を出しすぎている部分を手放そう、子どもたちにもっと自立してもらおうと思った。

そう思っただけで行動に移す前に、以心伝心のように、長女がヨシケイをつかって夕食を作り始めてくれた。そして諸般の経緯があり、先週金曜日にLINEの時間制限を解除した(条件として苦手な歴史の年表をつくることを提示した)。長女のことは表情をみればわかる。この臨時休校は彼女にとって実に大きな転機となった。

そしてサニスケ。実はこの数ヶ月間でもっとも状況が変わったのがサニスケの勉強サポート。2月になりSAPIXの新4年のカリキュラムが開始し、親子ともに”やらなくてはならないこと”が圧倒的に増えた。ここで自問。”子どもの勉強量が増えるのは当然。だけどなぜ親のサポートタスクも増えるの?”

低学年から学校外の勉強を二人三脚で取り組んできた弊害で、サニスケが成長して自分でできる範囲のことまで手を出していることを自覚した。親がすべきなのは、子どもが自立するための手伝いだ。

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10日ほど前(先週の後半)の出張の際に、義姉と、同年代のお子さんのいる保護者仲間と話す機会があった。違う家庭の様子を聞いたことも、ある点では自分は子どもたちを自立させているけれど、別の点では手を出しすぎていることに気がついたきっかけになった。やはり時々時間をつくって、違う視点のひととあって会話することは大切。

家庭が”第二の職場”になってしまう理由は、もっと別の要因もあるのだけれど、まずは子どもたちのためにもここから自分を変えていく。