コロナ特例で延長していた運転免許の更新を夏休みの隙をぬって行ってきた。
更新センターに着いたら、まず敷地内に待機しているひとの多さに吃驚。その日は受け取った整理券の時間がその後の予定とかぶるため、少し迷って整理券を返却した。結果的に返却の判断は正解だったので、自分を褒めてあげたい。
2回目は前回の状況から予測した狙い通りの時間の整理券を入手し、近くのカフェで時間まで待機。
集合時間前に三度目となるセンターへ。テントの椅子に座ると整理券持ちのひとは違うテントに行くように指示され、指示された椅子で待機。日陰ではあったけど、体力ないひとだと倒れるのではないかと思った。ようやく順番がきたら、今度は整理券の順番に並ばされ、炎天下で全員揃うまで待機。同じ説明を何度も繰り返す警察官。
ようやく全員揃ったら、今度は手指消毒、受付機で受付してやっと建物内へ。このあとは間隔をあけて列を進めながら、通常通りの手続き。写真撮影まで無事終了したら、再び屋外に出され、わたしが最初に座ったテントの椅子へ。この日は風がある日でテントに向けて送風機は回っていたし、さほどつらくなく屋外でも過ごせたけど、もっと暑さの厳しい日やゲリラ豪雨のときは苦行のようだなと思った。
前の回のひとたちが講習室から出たところで、入れ替わりに講習室へ。座席が半数に減らされており、この回転の悪さの原因を知る。
30分のビデオを見て、ようやく新しい免許を受領した。やれやれ。
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現場の警察官のひとたちは感じよく精一杯対応していたけど、コロナで状況が全く変わったのに、旧来通りの手続きを固辞しようとしている点に、つくづくこの国の愚かさを感じてしまった。
そもそもコロナで更新会場の人数制約があるのに、有効期限前1ヶ月の更新期間の緩和がされていない点。ここを3ヶ月に変更するだけで、もう少し人数はばらけて、お盆時期の混雑も緩和されるだろう。また整理券が現地配布だったけど、オンライン予約を可能にするだけで、多数のひとは二度三度も足を運ばなくて済むので感染予防にもなるし、屋外で交代しながらさばく警察官の負担も軽減される(税金でこの人件費が賄われてるかと思ったらくらっときた)。
さらに申請書は受付後に渡されたけど、待機時に配布にするとか、オンラインでダウンロード可能にすれば、現地で記入する時間も短縮される。なんなら講習ビデオも配信にしてほしい。
そしてこの時期に、テントや椅子、送風機があるとはいえ、屋外で3回も待機時間があるのは体調を崩せ、と言っているようなものではないのか(送風機にはコロナ対策事業とテプラが貼られてたから包括支援事業みたいな予算がおりたのだろうし、一日中稼働してる電気代も税金)。
…などと考えてしまった免許更新だった。
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次の更新は5年後、そのときの世界はどんなふうになっているのだろう?そして我が家の子どもたちがそれぞれに希望する学校で学んでいますように。