大晦日は年賀状作成と住所録再構築に奮戦していたのでこれを書き始めたのは2021年元日の夜で、公開したのが1月2日の夕方という例年のパターン。
2020年総括としての10大ニュース。
第1位:新型コロナウイルスに振り回された一年だったこと
最も影響が大きかったのは、3月初めから5月末にかけての学校の臨時休業。サニスケの小学校は3月3日〜5月28日が休業、長女の中学校は3月2日から休校、4月10日からオンライン授業開始、7月2日から分散登校による対面授業が再開した。この臨時休校とオンライン授業が我が家の子どもたちに与えた影響は甚大で、事後にその影響に気がついたときにあの時にリモートワークできる職場ではなかった自分自身を悔やんだ。夏休みを経て、秋になり、ようやくその影響から脱することができたと思ったのに、年末の感染再拡大で、新年早々また休校やオンライン授業になるのではないかと戦々恐々。ただ同じ轍は踏まないようにフォロー体制を整えようと考えている。
家庭面ではマイナスの影響が大きかったけれど、あえていうならば、近場でリフレッシュ泊という新たな楽しみを発見したことと、休日の在宅時間が増えたことで自宅環境改善の意識が高まったことは良い影響だった。
仕事面は1月末に厚生労働省から通知が発せられて以降ずーっと継続している感染症対策、現時点では発生していないけれど勤務先内で陽性発生の場合のシミュレーションや事前準備、補助金や助成金の対応等、半端なく振り回された一年だったけれど、良い影響もあった。いわゆるエッセンシャルワークな職場なのでリモートワークにはできないけれど、オンライン会議やオンラインセミナーが常態となったことは最大の変化。勤務先では去年からZOOM会議を導入はしていたものの、一部の会議で試行的に使用していただけで、使用した職員からは移動時間がかからないので好評だったけれど、広まる気配はなかった。ところが感染症対策の一環で、上から下まで全ての会議がZOOM開催となり、感染症収束後も継続するだろう。ICTの距離と時間を超える機能は、今年一年にこの上もない効果を発揮した。
…と現実的には振り回された一年だったけれど、実は内心ではごく小さなウイルスの存在がこの社会をここまで変容しつつあること、その変容の瞬間に立ち会えていることがとてもとても興味深い。
第2位:長女が中学3年生になったこと
長女は私立女子中学校の3年生になった。身長はわたしとほぼ並び、体重は10kg軽い(う、うらやましい)。本人は全く自覚をしていないけれど、彼女の未来には無限の選択肢が広がっており、キラキラと輝いている。眩しすぎるほど、眩しい。
休校期間を含め、学校の対応について思うことがないわけではないのだけれど、それはさておき、夏にわたしがようやく色々なことに気がつくことができて、8月から再出発をできたことで、少なくとも長女とわたしの関係は好転した。年末ギリギリまで山あり谷ありだったし、安定したかと思えばまだ激しく揺れたり、3歩進んで2歩下がるとはまさしくこのことか、と思うけれど、トータルで1歩ずつ進むのであれば、順調に道を歩むより貴重な経験を積んでいることになる。何が幸いかなんて、そのときにはわからないものだから。
この冬からは積極的に料理をお願いしており、少しずつ料理が楽しくなってきた様子。洗濯や洗い物などはすでに自立しているので、これで料理(とモノの管理等)を身につければ家事能力はレベルアップする。
習い事系は、小学生の時から続けている英語レッスンを継続中。新人の講師が採用されると長女のレッスンで見習いをするのが常らしい。
第3位:サニスケが小学4年生になったこと
サニスケは公立小学校の4年生。身長は146cm、体重は40kgと大きくなり、ランドセルを背負う姿を毎朝感慨深く見送っている。気がつけばひとりでできることもたくさん増えており、この冬休みにはついに自転車単身デビューも果たした。お風呂の掃除やご飯の炊飯、料理なども手伝ってくれることが多く、モルモル宅ではお味噌汁の作り方も習っているそうなので、自活能力も一気に身に付けている。
3年生(2年2月)から通っていた前塾をコロナ休校により色々考える機会を得たことで4年5月末で退会し、6月からは現在の塾に通い始めた。転塾に際しては、文字通り眠れない夜が何日も続くほど悩んで悩んで悩んだけれど、結果的には大正解で、本人が“最初からこの塾がよかった“というほどに馴染んでいる。中学受験には賛否両論あるけれど、中学以降社会人になっても役に立つ知識を得て論理的思考力を身につけられること、目標に向けて計画的にコツコツ積み上げる経験をできることなど、やはり取り組んでよかったのではないかと思う(そういう知識を義務教育課程で修得できないことの問題が背景にあるけれど)。関わりが勉強中心にならないように気をつけて過ごしたい。
習い事系は、昨年から通い始めたロボットプログラミング教室を3月末で退会し、8月から違う教室に通い始めた。現在通っている方が、元々のわたしのイチオシだったので、本人が気に入ってくれてよかった。日曜日の午後のお楽しみタイムになっている。去年6月から通い始めた英語レッスンは10月末で退会。
第4位:お正月に雪山に行ったこと
2020年のお正月は雪山に行き、サニスケとわたしはスキーをすることができた。その後、コロナ騒動が始まってしまったので、まともな旅行はこのときだけとなった。行かれるときに行くことは大切。このお正月休暇の時に暇を持て余して、“鬼滅の刃“コミックを全巻Kindleで購入し子どもたちと三人で回し読みしたのが思い出で、その後完結まで追いかけた。当時から人気はあったけど、こんなに社会現象的になるとは予想だにしなかった。
第5位:近場でリフレッシュ泊したこと
まともな旅行ができない代わりに近郊でリフレッシュ泊を計3回した。これはなかなか気軽で、かつ十分にリフレッシュできるのが素晴らしい。来年も継続したい。
第6位:住環境の整備を進めたこと
住環境の整備はこの数年継続している目標で、昨年はリビングを片付けた。5月に食器棚を大片付けし、年末にドライヤーを買い替えたこと、そして魔窟のようだった廊下の収納を片付けられたのは今年の成果。来年はもっともっと加速させていく。
第7位:iPad Proを購入したこと
給付金を原資として、10月にiPad ProとMagic Keyboardを購入した。Magic Keyboardを使用したくてiPad Proに決めたのだけど、これが大正解で、もはや手放せない強力な相棒となっている。
第8位:サニスケがiPadを購入したこと
サニスケに2020年最大のニュースを聞いたところ、“iPadを購入したこと!“というのでランクイン。子どもたちの給付金は半分を貯金し、半分を本人たちに好きに使うようにしたところ、長女は推し事に使った様子で、サニスケはiPadを購入した。以来、勉強からゲームまで毎日活用するツールとなっている。おすすめいただいたペーパーライクフィルムを貼り、iPad pencilを誕生日のプレゼントにしたので、手書きも十二分に活用できるのが素晴らしい。
長女もiPadを持っているのだけど、学校のMDM配下にあるので自由にアプリを入れられないのが不便そう(自宅用に買ってあげようか、と提案したところ、そんなお金があるなら服を買って欲しいと言われてしまった)。
第9位:SNSをほぼ卒業したこと
移動時間や隙間時間、ぼーっとする時間を費やすことが多かったSNSのアプリやアカウントをiPhoneから削除して、ほぼ卒業したところ、いかに時間泥棒だったかを痛感した。代わりにKindle読書が捗るようになった。
第10位:仕事上のあれこれ
7月に仕事上のある変化があり、年棒に移行した(賞与がなくなってしまったので、正直寂しい)。業務内容は変わらないものの職責は重くなったのは事実。そんな今年度の中心となる案件は、文字通りこれまでで最大規模で、ある意味ではこの数年間の取組の最終段階でもある。その過程で人知れず仕込んできた仕組も生かすことができ、ようやくここまできたかと思うと感慨深い。とはいえ反省すべきことも多々あるので、教訓としてまた活かしていく。
2020年を表す一文字は?と聞いたところ、サニスケは“菌“、オット氏は“禍“とやはりコロナの色合いが濃くなった。わたしは“鍛“。
番外編として、今年観た映画/読んだ書籍/漫画で印象深い作品の記録。
↓今年前半にサニスケがワイルドスピードシリーズにハマり、何回観たか分からないほど観た。
↓地上波で上映していたのをみて、サニスケが大いに気に入ったので、年末にDVDを購入。
↓本書を読んで、SNS卒業をできた。でも本書を知ったのはSNSという。
↓長女が小さい頃から迷った時はこの一冊。わたしのバイブル。
↓タイトルとデザインで損をしていると思うのだけど、コーチングとアドラー心理学をベースにした中学受験本。上記の菅原さんの系統なので、中学受験伴走母としてのわたしのバイブル。
↓Kindle Unlimitedで読了。タイムマネジメント系の書籍は何冊も読んでいるけど、目的と実践に特化している良書。繰り返し読んでいる。

実践! タイムマネジメント研修: より少ない時間で、より高い成果を出すために 実践シリーズ (株式会社ポテンシャル・ディスカバリー・コンサルティング)
- 作者:坂本 健
- 発売日: 2015/01/04
- メディア: Kindle版
↓たまたま書店で見かけてKindleで購入。アイスランドが舞台で、行きたくなる。
↓読み始めたのは今年ではないけれど、年末に刊行された19巻は圧巻だった。 完結して欲しくないシリーズ。
↓2017年刊行ながら、2020年度に読んだからこそ深く深く印象に残った作品。良作。
↓おまけ。長男推薦。薦めたのは自分だけど、まさかここまでハマるとは。全巻Kindle。