困ってしまった

困ってしまった。

長女から“大学受験までに何をすればいいのか、わからないんだよねー“と言われても、自分たちの時代とは大きく異なり、そもそも自分自身の進学経路がイレギュラーすぎて全く参考にならない。おそらくこんな経路で曲がりなりにも大学院まで進学したのは全国広しといえども数名だろうと密かに自負しており、いまの自分の土台となる貴重な経験なのだけど、子どもの相談にはさっぱり参考にならない。“大学受験は高校の勉強の延長だから、まずは学校の小テストや定期テストにしっかり取り組むことが大切だよ“と伝えることに留めた。そこがスタートであることだけは確実。

困ってしまった。

同じ年代の子どもをもつ保護者仲間が“結局親が人生を楽しむ姿勢を見せることが一番大事だと思う“(大意)と言っていた。難易度高いな。どちらかというと、楽しむよりやるべきことをやるべしという人生を送ってきたワタクシ。しかもフルタイムで働く母親たるもの日々慌しすぎて、楽しむとかどうとかの次元ではない。まだ20代の頃、家族ぐるみで親交のあった父の友人(故人)に“ふちこまさんのご両親は真面目すぎるからなぁ。僕は君たちきょうだいが心配だよ“と言われたことがあったことをふと思い出した。お二人がそれぞれ言わんとしていることはわかるように思うけど、働く母親になって以来、子どもたちと一緒に過ごす時間が一番貴重で、“人生の楽しみ““生きる糧“。あとはやるべきことを精一杯やるだけ。でも、月1本くらい好きな映画をもつ余裕は持つようにしよう。

困ってしまった。

長男の中学受験の勉強をどのスタンスで進めるのか少し迷っている。ただ本人が明確な理由、明確な目標を持っている以上、それを実現できるようにサポートするのが筋だろう。スケジュールの組み方や優先順位に確信がもてないなら、プロに相談すればいい。

…というわけで、困っていることのいくつかを書いているうちに、自分の中で整理がついた。