スクールカウンセラーとの面談

今日の放課後の時間帯に長女校のスクールカウンセラー(SC)の先生との面談を予約しており、当初は長女本人の面談の予定だったけれど、結果的にはわたしが単身で会ってきた。

カウンセリングルームの入り口の廊下には衝立があり、誰が入っていくのか見えないように配慮されている。隣接して応接室という名の相談室があり、勤務先法人のどの施設の相談室より立派だった、えーと。

たまたま最初に電話をした時に応対してくれたのが複数いるSCの中の責任者の方で、年齢もおそらく近く、わたし自身はとても話しやすいのがありがたい。

今回1時間以上にわたり色々な話をして、最後の方で子どもがつまずいた時に母親の多くが感じる“自責の念“について話す。特に働く母親は、決してないがしろにしたのではなくその場その場で精一杯過ごしてきたけれど、どうしても“ひとりにする時間が長すぎたのではないか““自分が仕事をしていなければよかったのではないか“と思ってしまう(そして子どもは頭では理解しつつも、寂しい気持ちを抱えて、でも働く母親を誇りに思いながら育っていることも事実。これはわたし自身もかつてその子ども側であったからわかる。おそらく実家の母自身も昔にはその子どもであったはず)。

これはSCの先生自身も同じ経験をされているとのことで、わたしが“それでも仕事があることで適切な距離感を持てるというメリットもあると思っています“と話すと、いたく共感されてしまった。

その後、“過去を振り返ってどうしたらよかったのかと思うことはありますが、でもそれは考えても仕方ないので、現実的にできることをしたいと思ってます“と話したあたりで、SCさんより“今回対面でお話しして、長女さんからのお母様への気遣いや信頼を含めて、長女さんのご家庭は大丈夫、と思いました“とお墨付きをいただいた。

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色々お話をするなかで内心びっくりしたのは、長女校に在校したのちになんらかの理由で環境を変えられたお子さんたちともその後も関わりを継続しているということ。わたしの前に面談をされていたのも他校に移ったお子さんとご両親が進路の報告(とおそらくお礼)に来ていたとのこと。教員の先生方自身も連絡を継続していることもあったり、学校側ももちろん在校生が優先ではあるけれど、元在校生対応を認めているとのことで、予想以上の懐の深さにやはり良い学校だな〜と感動してしまった。外部にでたお子さんたちも全員進学されていて、たまに進学先でまた元の同級生と合流することもあるとのことで、長女校のお子さんたちは基本的にみんな真面目なことを改めて感じた。あとは年間のカウンセリングルームの相談件数をお聞きして、予想を遥かに上回る件数に、それだけ子どもたちが“人生ハードモード“にあるということだよな〜などと思ったりした。

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誰でも同じだろうけれど、具体的な行動として自分が何をすればいいのかががわからないと気に自分は不安になるのだな〜と学校に向かう途中でつらつらと考えていた。今回具体的なお話を色々聞くことができて、自分のやるべきことが明確になったので行きよりもずっと落ち着いた気持ちで帰路についたのだった。

 

相談室で待っている時に読んでいたので、SCの先生が入ってきて“こころの科学ですね?“とすぐに反応していた。この号は、SNSを見ていて知り、即購入した一冊。内容がどんぴしゃでいまのわたしに必要かつ正確な情報が掲載されており、久しぶりにSNSをやっていてよかった〜と思ったのだった。↓