長女と担任の先生

2021年7月15日(木)

長女の担任の先生は概ね週に1回電話をくださる。昼休みにかかってきた電話で“どうですか?“といつものように聞かれて、“一時期昼夜逆転していましたが、最近は日中に起きています“と伝えたところ、“よかった〜“と心底ホッとした声。“小学校時代から通っている英語レッスンについてもしばらくお休みしていましたが、先月末から再開しました“と報告すると、またまた“よかった〜“とほぼ涙声に。今年の担任は、長女の学年団で中学1年生からずっと持ち上がりのベテランの先生で、1年生の時に長女が入っていた部活の顧問の先生でもある。退部したあとでお会いした際に、“将来は部長になれるお子さんと思っていたので、とても残念でした。お友だちに気を遣いすぎてしまったのかな“とおっしゃってくださった長女のことをよく知る先生なので、ありがたい。

長女が“周囲の出来事“や“他者の感情“に巻きこまれず、“自分自身“と周囲を切り離して捉え、“自分は自分“と思えることができるようになったら、きっと最強になるな〜と思っている。ちなみにそれをわたし自身が自覚し、そのことの良い面は維持しつつ、周囲と自分を分けようと試行錯誤を自覚的に開始したのは社会人になったあと、プライベートについては結婚した後(遅)なので、気長に見守る。純粋に年齢による側面もあるかも。

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長女校では毎年夏休みに入る前に保護者面談が行われる。例年は学校での様子と家庭での様子、進路の希望等について話すのだけど、今年は違う内容になることが想定されるので、正直なところどのような面談になるのかな、と思っている。学年主任の先生や校長先生まで同席されるとのことで、一学期をほぼ丸々休むとそういうことになるのだな〜などと思っている。面談でこちらから何かを話すつもりはなくて、学校側の話を聞くスタンス。ただし欠席日数が上限に近づきつつあるのは事実なので、今後の対応や許容される範囲については事実として確認するつもり。

ロッカーの教材も回収しなくてはいけないし(飲食物が入っていないことを祈る)、できれば一緒に行って欲しいと願うけど、無理強いはしないつもり。

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これは本人とも話していることだけど、現籍校に戻ることも、新しい環境に移ることも、どちらもパーフェクトな選択はない。これに限らず何事万事パーフェクトな選択なんてない。いつでも何にでもメリットとデメリットがある。そういうときには目的を明確にして(この場合は高校に通う目的)、その目的を達成するために必要なメリットはどこにあり、許容/代替できるデメリットは何かを整理して、選ぶだけ。

選択肢を提示したり、本人が見落としている視点を捕捉することはできる。その上で決めるのは本人で、本人が決めた選択を全力で支援する。ここで一旦ゼロスタートをできることは、(本人にとっても親にとってもきついけれど)良い機会なのだろうと思う。