2021年の総括

大晦日は早寝したので、元日の早朝に書き始め、2日の夜に更新。

2021年総括としての10大ニュースならぬ5大ニュース。

第1位:長女、新天地へ

10月に新天地に移った長女は、数年ぶりに課題に追われない年末年始を過ごしており、年末には前の学校のお友だちと朝から夜まで遊んできたり、冬休みを満喫している。“学校に早く行きたい“とつぶやく一言を聞くと、新天地が長女の居場所になってほんとうによかったと安堵する。

5月に長女が登校できなくなって以降は、親としてそれなりに適切な態度と対応を行えたのではないかと思い、自分がそのように行動できたことはほんとうによかったと心底思っている。ただそれ以前、長女を追い込んでしまった原因の一端はそこに至るまでの親としての自分の未熟さがあったので、おそらく生涯その思いは消えないだろうとも思う。

一方、“何が幸いするかわからない“というのは常に真実で、長女もトンネルを抜けて一段階大人になり、わたしも親として一段階レベルアップできた。まだ思春期真っ最中にいる長女のお友だちやその対応に悩んでいる親御さんの話を聞くと、長女とわたしはその段階は完全に卒業したことを実感する。なかなかに強烈だったけど、その分卒業も早かったのは、誕生以来何事万事短期決戦な長女らしいような。

 

第2位:サニスケ、小学5年生になる

“小学5年生ってこんなに大人だっけ?“とたまに思うほど、気骨のあるしっかりした少年になった。

学校でも習い事先でもお友だちや先生方とよい関係を結んでいるようで、なにより。趣味の先鋭化がますますすすみ、話ができるのが父親しかいないことだけが悩みの様子。

最初から中学受験するつもりではなかったけれどくもん代わりに通わせていた低学年からの通塾で、学習習慣が身についているのは頼もしい。

周囲に配慮できることの反動として、自分の要望や希望をストレートに発言することに臆する場面が多いのは完全にわたしに似てしまったのだろうけど、少なくとも家族に対しては遠慮なく伝えてほしいなと願う(それが難しいこともよく知ってるけど、子どもたちが言語化して伝えてくる意見や要望を頭ごなしに否定することはしないよ、お母さんは)。

 

第3位:子どもたちそれぞれの成長

今年一番感じたのが、子どもたちの成長。秋以降の長女は(どちらかが寝不足でない限り)、わたしにとって何でも話せる最良の話し相手となっている。それどころか、オット氏の話し相手にもなっている様子。家庭内バイト契約を結んでからは家事も大いに分担してくれて、オムライスやドライカレー、彩りの綺麗なサラダなど料理の腕もあげている。夕食の手伝いをしてくれる時は、阿吽の呼吸というかエスパー並みに絶妙なタイミングで行動してくれる。

サニスケは、我が家のムードメーカーで、基本的に穏やか。小学5年生で、“自分の機嫌を他人に振り回されるのは自分が損するだけ“と理解しているのは立派。わたしが疲れている様子を察すると、気遣ってくれることにどれほどか救われている(長女も同様)。日常的には時間的な余裕がない中で、声を掛ければ夕食の手伝いをしてくれたり、玄関の掃除をしてくれたり。年末にはお風呂場を磨いてくれた。以前のように1から10までの指示は不要で、使用する用具を渡せば自分で判断して適切に行動してくれるのがありがたい。サニスケは、両親それぞれの趣味を受け継いでいるので、趣味の会話ができるのが素晴らしい。

子どもたちの成長に従って、親子というより、対等に近い会話を楽しめるようになったのが、今年一番のできごと。

 

第4位:おかん、バージョンアップする

5月16日に起こったある出来事と、長女の思春期と一連の出来事を乗り越えて、少しバージョンアップできたような気がする。いつでも誇れる自分でいられるように過ごしたい。

 

第5位:仕事上のあれこれ

2021年の大半、曇天が覆っていたのはこれに尽きる。あれこれの一部はまもなく決着がつくだろうし、他の一部はもう少し長引くだろう。でも一番重たいのはそれらではない、というところが非常に非常に非常に難しい。でもここもまた、“なるようになっていく“。

 

第6位以下は、家族で白浜に一泊旅行に出かけたことやスモールワールズTOKYOや庵野秀明監督展にサニスケと出かけたこと、念願のマキタの充電式掃除機を購入したことなど。

2021年を表す一文字は、サニスケは去年と同じ“菌“、長女は“眠“、オット氏は“起“、わたしは“難“。新年はもう少し平穏な一年になりますように。