2022年8月5日(金)
今日は我が家の唯一の夏休み(日中ノー勉強デー)。8月1日〜31日限定で一般公開される河口湖自動車博物館・飛行館に行ってきた。個人博物館で、いつ閉鎖されるかわからない。今年家族で揃って訪れることができたことは貴重な機会だった。
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自動車博物館も世界で最初のエンジン自動車(ベンツ)やT型フォードから、年代を追ってフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニ等の現代の超高級車まで一堂に展示されており、自動車の歴史を辿ることができるので見応えがあったけれど、メインの目的は飛行館。ここには、旧日本海軍/陸軍の飛行機やエンジンを実機から復元された状態(一部はあえてそのままの状態)で展示されている。
サニスケのおかげで、門前の母親なんとやらで以前よりその方面の知識が増えたので、歴史そのものと対峙している敬虔な気持ちになった。
一方で、ちょうど昨夜サニスケと一緒に“風立ちぬ“を観返したので、零戦の骨組みをみてはこの翼の曲線は実際に堀越二郎氏は魚の骨からヒントを得たのだろうか、とか、一式陸攻の展示をサニスケが指差して“設計本庄技師って書いてある“と教えてくれて、あの時本庄にはやってもらうことがあると言われていたのがこれか⁉︎などとアニメの場面を思い浮かべたりした(帰宅後にサニスケから作品中で本庄氏が製作していた九式のあとが一式と教えてくれた)。
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展示の前(というより下)で動けなくなったのは、“桜花“。写真ではみたことがあったけれど、実機を見ると絶句してしまう。こんな機体とも言えない機体に爆弾だけを積んで、長女と同じ年代/サニスケより少し歳上の若い男性たちが体当たりをさせられたのかと思うと、絶対に絶対に絶対に絶対に戦争はしてはいけないとかたくかたく誓った。これは沖縄のガマの前に立ったときにも、広島平和記念資料館に行ったときにも思ったことで、親となったいま、子どもたちの平和を守ために一体何をできるだろうかと考える。
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長女が飛行館をでるときに語った“(戦争の悲惨さを)痛感する。でも(飛行機自体は)キレイでかっこいいと思う“という一言が、見事に真理をついている、と思う。
https://www.car-airmuseum.com/index.html