子どもの自立と親のあり方

2022年11月12日(土)

今朝、電車が大遅延した。回避できたのはサニスケの判断(希望)のおかげ。それはただの偶然だったけど、象徴的だと思った。この秋このようにわたしよりサニスケが適切な判断をする場面が増えた。わたしが最近ポンコツな一方で、急速に成長し、自立の道を着実に歩きだしていることをあらためて認識する。

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長女と共に抜けたトンネルを経て、長女がわたしに教えてくれた大切なことのひとつが、子どもが自立するということは、親が思う「正解」が、必ずしも子ども自身の「正解」とは重ならなくなるということ。そして親から子どもへの最大のサポートは子どもを全肯定することであり、子どもの選択や判断を信頼して本人に本人自身の人生を任せることにある。

全肯定しているフリでも親の思う「正解」が透けてしまう場面は多々あり、そうすると賢い子どもたちは忖度をしてくれてしまう。自分がほんとうに全肯定できているときは、子どもたちの扉が開いているからわかる。親というのは難儀なもので、どうしてもどうしても自分の正解が顔を出してしまう。それでも子どもたちに扉を開いてもらえる親でいられるようにありたい。