長男と下山

2024年7月20日(土)

今日はのんびりな日だったので普段より遅めに目覚めて、iPhoneを見ると着信があった。折り返しの電話をすると長男滞在中の山小屋に繋がった。同宿している先生に代わってもらい、事情を聞くと前夜から発熱し解熱剤を飲み、今朝は熱は少し下がったものの具合が悪そうな表情をしている、とのこと。一度電話を切り替えて、担任の先生からあらためてかかってきた電話にてやはり迎えの要請。「下山はしますので、麓の宿に来てください」とのことで、下山目安の時間をお聞きする。

最初の先生からの連絡の時点で、オット氏に事情を伝えて車を出してもらえるかと聞くと「午後からでないと無理」と言われたので、公共交通機関で行く予定にして時刻表や行き方を調べていたところ、オット氏の気持ちが変わったのか「自動車でないと行かれない場所や」とロングドライブ出発。自分ひとりならともかく、具合の悪い長男を公共交通機関で連れて帰って来るのは忍びなかったので、自動車を出してくれたのは長男のためによかった。

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途中渋滞にハマってしまい、先生から教えてもらった下山目安時刻を1時間程度過ぎてしまい、無事到着。先生にお詫びとお礼を伝えて、滞在数分でトンボ帰り。先生に他にも体調が悪くなったお子さんがいますかと聞いたら、他に数名いて一緒に下山してきたとのこと。「毎年数名は体調不良が出るので、こんなもんです」「症状がそれぞれ異なるので感染症ではないと思いますよ」と慣れている先生。どうやらそういう時の対応要員を毎年担当されているらしい。

本人の様子は予想よりしっかりしていたけれど、車中では熟睡していたので余程体調は悪かったのだろう(長男は車中では眠れないタイプ)。後から聞いたところによると、出発当日から咳が出ていて、前夜の夕食後に発熱したとのこと。就寝時から隔離対応となり、本来は先生が寝る用の2畳の部屋にひとりで寝たり、朝食も別室でひとりでとったらしい。せっかくの林間学校でその光景を考えると胸が痛むけれど、本人があまり気にしていないのが幸い。それより登山がきつかったそうで、「もう登山はいいや」とのこと。んー、もう少し体力つける必要があるのでは…。

下山の際にクラス集合写真を撮ると行程表にあったので聞くと、一緒に先行下山した体調悪いチームで集合写真を撮ったそうで、不謹慎ながら笑ってしまった。このあたりの対応が長男校は柔軟というか、あたたかい。体調悪いチームの下山は「みんなだるそうだった」とのことで、それは当たり前…。

帰宅後検温すると39度近くに上がっていて、解熱剤を飲ませる。

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運転していたオット氏ほどではないにせよ、往復9時間以上の弾丸ロングドライブはこたえた(エアコンの中ずーっと座っていると膝にくる)。こういう時の夕食は出前にすればよかった、というのが最大の反省。わたしはもう少し大人になりたい。