2024年11月19日(火)
有名編集者のたらればさんの「 管理職のきみと、いつか管理職になるきみと、管理職が苦手なきみへ」というコラムをたまたま読んで、これは座右の銘ならぬ座右のコラムとしたい、と思った。
管理職は大なり小なりプレイングマネジャーになりがちだけど、トップマネジメントに近くなるにつれてマネジャー比率を上げなくてはいけない。管理職のプレイヤー比率が高い場合には、組織の発展は停滞する。
停滞した組織の活力を取り戻すためには、マネジメントが肝要で、管理職のマネジャー比率をあげてマネジャーとして機能するために業務分掌と責任の明確化とルールが必要。それを実践できるような育成システムが求められ、さらにはその育成システムに人事考課をリンクする必要がある。
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大学院に進学してほんとうによかったと思うのがこのことを理論的に理解できたことと、勉強/研究というフィールドを取り戻したので、仕事のフィールドでの自分の業務を手放す心理的なハードルが下がったことにある。
後輩たちからはわたし自身が忙しいから仕事を振られていると思われる危惧もあるのであまり一気には進められないけど、それでも少しずつプレイヤーとして果たしてきた役割を後輩たちに譲り始めている。そんなときにこの文章に出逢って、後輩たちが働きやすい環境づくりにもとりくむこともマネジャーの仕事なのだと気付かされた。