河口湖ドライブ

昨晩突発的に"明日晴天だったら、河口湖まで出かけよう"ということになり、正午少し前に出発。思えば退院以来、四万温泉や箱根や横浜に出かけようという話はあったものの、体調が安定しなかったり、業務で手一杯で余裕がなかったり、さらに突然の引越しがあったりで、全く実現していなかった。相方氏とのドライブは専らホームセンターへの買出しや通院等の"用事のある外出"であり、純粋に遊びのドライブは実に6月以来。そんなわけで、自然に頬が緩んでみたり。

半端な時間だったためか中央高速はガラ空きで、休憩を頻繁にとったのに、あっという間に河口湖に到着。詳細は一切決めていない"行き当たりばったり企画"で、とりあえず美味しいモノを食べて帰ろうというだけ。一応ガイドブックを見て、湖水に映る富士山が綺麗とあった産屋岬に寄ろうとしたものの駐車場がなく、通過。産屋岬には安産の祠があると書いてあったので車中から祈願。しかし小さな岬で、祠も見えなかった。

食事をするお店を探すもなかなかピンとくる所がなく、駐車もできないまま道沿いを走る。ところが怪我の功名で、偶然紅葉の美しい場所に出て、さらに"紅葉祭り"の会場に辿り着いた。

"紅葉祭り"の会場では地元の商店による物産展が行われており、富士吉田のおうどんとやきとり、何故か売っていたケバブをいただく。相方氏は空腹だったらしく、おうどんの大盛りを所望し、売り場のヒトに笑われる。お土産に、天然よもぎの草もちとお漬物、植木の苗を購入。祭りの最終日のため、植木が格安になっていた。

最初に見かけた紅葉の美しい場所は、紅葉回廊というそうで真っ赤な紅葉が山の方にまでずっと続いている散策路だった。山の方まで行けばきっと素晴らしい光景なのだろうなあと思いつつ、無理はできないので平地の回廊を少し散策して、退散。

肝心の富士山は山頂に雲がかかっていて、あまり見えなかったけれど、近くで見ると裾野の広大さに圧倒される。美しい紅葉と美味しい地元の食事をのんびり堪能し、何とも幸せな時間であった。

帰路はかなり早い時間だったにもかかわらず、川口湖畔で渋滞、その後の中央高速も多少渋滞した。それでも内心覚悟していたよりはずっと早い時間に帰宅できて、めでたしめでたし。