最後の砦

仕事でどんなに疲れ果てても、どんなにやさぐれた気持ちになっても、どんなに神経がささくれだっても、家に帰ってポコンたんの"ままぃ、おかえり〜"の声を聞き、ぎゅっと抱きしめて(ポコンたんは満面の笑顔で抱きしめ返してくれる)、相方氏とくだらない会話を交わしながら一緒に台所で夕食の支度をして、食卓を囲んでいるうちに、荒んだ気持ちは柔らかくほぐれていく。

そして私自身よりも私の性格を把握している相方氏は、最後に塊が残っていることにきちんと気付いてくれて、ほぐしてくれるのだ。家族の存在は、おそらく私にとっての最後の砦だ。

さてと。気持ちを切り替えて、明日からまた一歩一歩頑張ろう。