父に"シャーロット・グレイ"を見た話をしたところ、主人公を同じCate Blanchettが演じている"ヴェロニカ・ゲリン"のDVDを貸してくれたので、昨夜相方氏と二人で観る。
"ヴェロニカ・ゲリン"とは、実在のアイルランドの女性新聞記者Veronica Guerinが麻薬撲滅のための記事を執筆し続け、最終的には市民意識や政治までを動かし、アイルランドの犯罪率を下げるに至った実話に基づく作品。
不覚にも父に教えてもらうまで全く知らなかったのだけど、ものすごい見応えがあり、"観ることが出来てよかったなぁ"としみじみ思ったのだった。Cate Blanchettの作品は結構見ているけれど、一番印象に残る。
感想や考えたことは色々あるけれど、ひとことだけ。以下、ネタバレ注意。
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最初の方の場面で、ポコンたんより少し大きいくらいの子どもたちが、使い古した注射器で遊んでいる光景は鳥肌が立った。彼女はおそらく最初は、そんなに大事に取り組む自覚はなくて、きっと子どもたちのそんな光景をどうにかしたい、と単純にそういう動機だったのではないかと思った。そして、おそらく彼女が一番恐くて、迷ったのは、息子について脅迫されたときだろう。自分の行動で子どもが被害をこうむることが、親にとっては一番辛い。そんな彼女の母として、妻としての側面が上手に描かれており、その視点にとても深く感情移入してしまった。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/01/25
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