ポコンたんと"死"への理解

数日前にポコンたんが大絶叫の号泣に陥ったときに、私自身も疲れていて、まともに対応できる余力がなかったので、目をつぶってやりすごしていた。

ポコンたんは、自分が活動しているときに私が寝ている状況は普段から許してくれない。ぱぱぃは寝ていても許されるのだから理不尽だと私自身は思うのだけど。しかも自分が大泣きしているときに、私が寝たふりをするなどというのは、彼女にとっては全く許せないらしく、"ままぃ〜、起きてよー!!目を開けてよー!!"と当初の要求はどこかにいってしまって、私の目を開けさせることに全力投球しはじめた。

ポコンたんから"ままぃ〜、起きてよー!!目を開けてよー!!"と言われつつ、ポカポカと殴られながら、ふと万が一私が急死するような事態になったら、きっと彼女はこんな風な反応をするのだろうな、と思ったのだった。

私自身を振り返ってみると、3〜4歳の頃に、それまで毎日のように遊んでもらっていた母の職場のとあるおじーちゃんが永眠され、ある朝いつものように遊びに行くとベッドが片付けられていた場面を強烈に覚えている。なので、私にとって"死"というのは、"相手がいなくなること/会えなくなること"として、比較的早い時期に刷り込まれていたように思う。願わくば、ポコンたんがそのような経験に出会うのが、できるだけ遠い未来であることを祈っている。