ペンションで朝食をいただいたあと、ひとやすみして、まずは八ヶ岳自然文化園へ。サニスケがおもしろ自転車を堪能したあと、自然観察科学館へ。天文観察の盛んな土地柄のためか、アポロ司令船の訓練用実物が展示してあり、アポロ好きのオット氏が一番喜んでいた。その他にもアポロ関係の展示が充実しており、先日観た映画”ファースト・マン”の復習になった。
その後、プラネタリウムを観て、撤収。プラネタリウムではつい睡魔に負けてしまい、少々もったいなかった。
八ヶ岳自然文化園はアスレチックや芝生広場、動物ふれあいコーナーなどもあり、幼児〜小学生低学年くらいのお子さんづれは一日楽しめるのではと思った。
そして、八ヶ岳小さな絵本美術館へ。ここで開催中のトーベン・クールマン絵本原画展にわたしがどうしても行きたくて、今回の八ヶ岳一泊となったのだ。トーベン・クールマンとの出会いは、数年前に実家の両親がサニスケに”リンドバーグ”をプレゼントしてくれたことがきっかけなのだけど、”リンドバーグ”の絵が大好きで大好きなので、原画をぜひこの目でみたいと思った。
”リンドバーグ””アームストロング””エジソン”と三部作全ての原画がたくさん展示されており、印刷よりも繊細で奥行きのある水彩画は何時間観ていてもあきないほど。さらに絵本とは構図違いの絵やラフ画、下描きのペン絵、着想ノートなどが豊富に展示されていて、感涙。
トーベン・クールマンの三部作の素晴らしいのは、ファンタジーだけど実際の出来事を踏まえてあり、描かれている世界が小物も含めて史実に即していること。安直なファンタジーでないからこそ、大人も子どもも魅了されるのだろう。
きてみてわかったのだけど、小さな絵本美術館は”ばばばあばちゃん”シリーズの作者さんであるさとうわきこさんが作られた美術館だった。”ばばばあばちゃん”シリーズ自体も大好きなので、居心地のよさになるほどなぁと納得。
自分が観たかった展覧会に来ることができて、とても幸せなひとときだった。
絵本美術館自体もとても素敵な場所だったので、八ヶ岳の近くに来る機会があったら是非再訪したい。
※トーベン・クールマン絵本原画展は2019年9月23日まで。